1978年発売から47年、前年比2桁増——たべっ子どうぶつが今もZ世代に「再ブーム」し続ける本当の理由

1978年発売から47年、前年比2桁増——たべっ子どうぶつが今もZ世代に「再ブーム」し続ける本当の理由

10-20代向け
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この記事のポイント

  • 1978年発売から47年で映画化まで達成したたべっ子どうぶつ
  • 毎年5月5日のこどもの日にトレンドに上がる理由と、2018年に前年比2桁増を生んだZ世代ブームの3つのしかけをひもとく

5月4日の夜、SNSを開くと「たべっ子どうぶつ」の文字が並んでいます。明日はこどもの日。毎年この時期にトレンド入りする理由があるんです。

  • たべっ子どうぶつは1978年発売。47年以上売れ続けるロングセラービスケットです
  • 2018年のキャラクターグッズ展開がZ世代に刺さり、前年比2桁増の売上増を記録しました
  • 5月5日は「たべっ子どうぶつの日®」——2018年に日本記念日協会が認定した記念日です
  • 46種類の動物に英語名が印字されていて、知育要素が3世代に受け入れられています
  • 2025年5月には初のアニメ映画化を達成し、サンリオや星野源ともコラボしています

5月5日は「たべっ子どうぶつの日」

こどもの日と同じ日付に、ギンビスが制定した記念日です。2018年に日本記念日協会が「たべっ子どうぶつの日®」として正式に認定しました。「子どもたちに親しまれるお菓子」というブランドの核心を、こどもの日に重ねた形です。

今年2026年のキャンペーンは2本立てです。4月27日〜5月9日に「たべっ子じゃんけんポイッとキャンペーン」が開催中。ギンビス公式LINEを登録してレシートを送ると、じゃんけんに挑戦できます。1,050名にオリジナルグッズやお菓子が当たる仕組みです。

毎年5月5日前後にSNSが盛り上がるのは、このキャンペーン効果もあります。今日5月4日にトレンド入りしているのも、明日に向けた前夜祭のような感覚です。そもそも、このお菓子はいつ生まれたのでしょうか。

1969年生まれのお菓子が、47年後に映画になった

たべっ子どうぶつの前身は1969年の「動物四十七士」です。当時のビスケットは少し厚みがあり、薄く焼くと割れやすい問題がありました。「薄くても割れにくい」——この課題を解決したのが1978年に完成した現在のたべっ子どうぶつです。バター味で登場した翌1979年にはモンドセレクション金賞を受賞しています。

ここから47年。味も値段もほとんど変えないまま、2025年5月1日には初のアニメ映画「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」が全国公開されました。発売から47年でアニメ映画に到達したお菓子ブランドは、日本でもなかなかありません。これは想像の数倍スケールの話です。

ただ、47年ただ売れ続けただけではありません。途中に「再ブーム」があった点が注目ポイントです。

「昔のお菓子」が2018年にZ世代に刺さった3つの理由

長く続くロングセラーには、たいてい「再発火」のタイミングがあります。たべっ子どうぶつの場合は2018年ごろ、キャラクターグッズ展開がそのきっかけでした。

理由①: カプセルトイが売り場であっという間に完売

パッケージの9匹(ライオン・キリン・サル・カバ・ウサギ・ワニ・ネコ・ゾウ・ヒヨコ)をフィギュア化したカプセルトイが、発売直後から完売続出となりました。さらに「一番くじ」でビスケット型クッションやバッグを展開すると、X(旧ツイッター)のトレンドに入りました。SNSで拡散されると、クラスで噂が広まるみたいに勢いが加速するのがZ世代の消費の特徴です。ギンビスの2022年売上は前年比2桁増を記録しています。

理由②: 「なつかしいのに新しい」逆張りのかわいさ

Z世代の間では昭和レトロへの関心が高まっています。たべっ子どうぶつは親世代も知っているお菓子。だからこそグッズを持つと「懐かしさ×かわいさ」が両立します。「クラスで流行ってるゲームが、実はお父さんが昔やってたやつだった」感覚と近いかもしれません。世代をまたいで刺さる点が強みです。

理由③: コラボが「生活の全部」をカバー

GU(ファッション)、ニューエラ(キャップ)、サンリオ(キャラクター)、星野源のライブツアーグッズ——一見バラバラですが、Z世代の「着る・被る・使う・持つ」をまんべんなく押さえています。コラボのたびにSNSで話題が生まれ、「そういえばたべっ子どうぶつ、好きだったな」という再認識が繰り返されます。

46種類の動物、でもビスケットに全部は入っていない

ちょっとした雑学をひとつ。たべっ子どうぶつのビスケットには46種類の動物が型押しされていて、英語名が印字されています。でもパッケージに描かれているキリン・ワニ・ヒヨコは実際のビスケットに入っていません。「首やしっぽが欠けやすく、製造が難しい」というのがその理由です。キリンの首は特に細く、薄いビスケットに成型すると焼き上がりで割れてしまうそうです。

コアラも初期は製造中止でしたが、最近の改良で復活しています。袋を開けても、パッケージと全く同じどうぶつが入っているわけではない——これを知っていると、次に食べるときの見方が変わります。英語名の知育要素も親御さんに刺さっていて、「子どもと一緒に動物の英語を確認しながら食べる」という楽しみ方が今も続いています。こうした「食べながら学べる」仕組みが3世代を結ぶ接着剤になっています。

Q. 46種類の動物、全部何が入っていますか?

ライオンやゾウ、パンダなど46種類の動物がビスケットに型押しされています。それぞれの英語名が印字されているのが特徴です。ただし、パッケージのキリン・ワニ・ヒヨコは製造上の理由でビスケットに含まれていません。

Q. 「たべっ子じゃんけんポイッとキャンペーン」に参加するには?

2026年4月27日〜5月9日に開催中です。ギンビス公式LINEと友だち登録して、たべっ子どうぶつのレシートをアップロードすると参加できます。1,050名にオリジナルグッズやお菓子詰め合わせが当たります。

Q. 2025年の映画はどこで見られますか?

「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」は2025年5月1日に全国公開されました。現在の上映状況は各映画館の公式サイトや映画情報サービスをご確認ください。配信サービスでの展開も今後予定されている可能性があります。

Q. キャラクターグッズはどこで買えますか?

カプセルトイやプライズ(UFOキャッチャー景品)、ニューエラやGUとのコラボアイテムなど多様な形で展開されています。最新情報はギンビス公式サイトや公式X(@ginbis_pr)で確認するのがおすすめです。

Q. なぜ「たべっ子どうぶつの日」が5月5日なのですか?

こどもの日(5月5日)と重ねることで、「子どもたちに親しまれるお菓子」というブランドの核心を表しています。2018年に日本記念日協会が公式に「たべっ子どうぶつの日®」として登録・認定しました。

Q. どうして昔のお菓子がZ世代に人気なの?

「なつかしいのに新しい」という逆張りの魅力が刺さっています。親世代が知っているお菓子をグッズで持つと世代を超えた共感が生まれます。さらに2018年から積み重ねたコラボ戦略が、Z世代の生活シーン全体に存在感を広げました。

Q. 今後も新しいコラボはありますか?

ギンビスは定期的にコラボを展開しており、サンリオや星野源ツアーグッズなど幅広い実績があります。2025年の映画公開でブランド認知がさらに広がったため、今後もさまざまな企業とのコラボが見込まれます。最新情報はギンビス公式SNSをチェックしてください。

47年続く「なつかしくて新しい」の正体

ここまでを整理すると、たべっ子どうぶつが毎年トレンドに上がる理由は3つです。1つ目は5月5日の「記念日効果」。毎年この時期にキャンペーンが来るため、話題が再生産され続けます。2つ目は「なつかしさ × 新しさ」の掛け合わせ。3世代が共有できる記憶を土台に、コラボや映画で新しい文脈を加え続けています。3つ目は「変えないことの強さ」。47年、味も値段もほとんど変えなかった積み重ねが、ロングセラーの土台です。

明日5月5日は袋を開けて、動物の英語名を確認しながら食べてみてください。全部言えるか挑戦してみると——46種類のどうぶつは、意外と楽しいクイズになります。

なぜ流行っているのか?

2026年5月4日、Yahoo!リアルタイム検索で「たべっ子どうぶつ」がランク13位でトレンド入りした。直接の要因は翌5月5日(こどもの日)が「たべっ子どうぶつの日®」であること、そして4月27日〜5月9日に開催中の「たべっ子じゃんけんポイッとキャンペーン」の存在が大きい。2018年のキャラクターグッズ展開でZ世代に再浮上して以来、毎年この時期に話題が再生産される構造が定着している。2025年5月の映画公開でブランド認知がさらに拡大したことで、記念日前夜にSNSで話題になるのはもはや恒例パターンとなっている。

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この記事の根拠

一次ソース 1件エビデンス 2件参考資料 2件

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たべっ子どうぶつの前身「動物四十七士」は1969年発売、現行商品は1978年発売(ギンビス公式サイト・たべっ子LAND歴史ページより)。モンドセレクション金賞は1979年受賞(同サイト)。ビスケットの動物種類数は46種類。パッケージキャラのキリン・ワニ・ヒヨコは製造困難のためビスケット非収録(ギンビス公式情報)。「たべっ子どうぶつの日®」は2018年に日本記念日協会が認定(zatsuneta.com他)。ギンビス2022年売上前年比2桁増はmarketer7.comの記事より確認。映画「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」は2025年5月1日全国公開(ファミ通.com等複数メディアで確認)。2026年キャンペーン情報はギンビス公式プレスリリース(ginbis.co.jp)より確認済み。

出典・参考リンク