育成3位の杉本幸基はなぜ韓国KTから指名された?73試合25ホールドの実績とアジア枠の経緯

育成3位の杉本幸基はなぜ韓国KTから指名された?73試合25ホールドの実績とアジア枠の経緯

10-20代向け
約4分で読めます

この記事のポイント

  • ソフトバンクは2026年10月22日、KTの杉本幸基投手を育成3位で指名した
  • 杉本投手は今季KTで73試合に登板し、25ホールドで最多ホールドを獲得した
  • 大垣日大、日大、四国IL徳島を経て、韓国の新設「アジア枠」でKTに入った
  • 球団の指名理由や杉本投手本人のコメントは、確認した報道には載っていない

2026年10月22日、ソフトバンクが育成3位で杉本幸基投手(26)を指名しました。杉本投手は韓国のKTで今季73試合に投げ、25ホールドで最多ホールドでした。球団の指名理由は報じられておらず、経歴と実績が論点になっています。

韓国のプロ野球から日本のドラフトで指名されるって、どういうことなんだろう?

杉本幸基投手はどんな人?

杉本投手は2000年5月19日生まれの右投手です。石川県出身で、身長182cm、体重90kgと伝えられています。最速は154キロです。

高校は大垣日大で、2017年と2018年の夏の甲子園に出ました。どちらの大会も1試合ずつ投げたと報じられています。

日本大に進み、4年時にドラフトで指名漏れを経験しました(中日スポーツ)。そこから四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに入ります。

ここまでは、いわば「プロ入りに一度は届かなかった選手」の話です。次に、なぜ韓国へ渡ったのかを見ていきます。

徳島からKTへ、アジア枠の第1号に

韓国プロ野球(KBO)は、2026年シーズンから「アジア枠」を新しく作りました。KBOの外国人枠は3人で、そこにもう1人を足せる仕組みです。対象はアジア野球連盟の加盟国・地域の選手と、オーストラリアの選手です。

獲得にかけられる金額は、総額20万ドル(約3100万円)が上限と伝えられています。

2025年11月13日、KTは杉本投手の獲得を発表しました。KBOの取材を続ける室井昌也さんの記事では、総額は12万ドル(約1860万円)で、日本人のアジア枠第1号です。

2025年の徳島では42試合に登板し、5勝3敗、防御率3.05でした。KTの団長は、最速154キロの直球と多彩な変化球を評価したと述べたそうです。

73試合25ホールドの中身

ホールド(つまり、リードを守ったまま次の投手につなぐ中継ぎの記録のこと)は、勝ち試合の終盤を支える投手の勲章です。

2026年の杉本投手は、KTのセットアッパーとして73試合、71回2/3を投げました。成績は1勝2敗、25ホールドです。高校野球ドットコムの記事によると、外国人・アジア枠の選手としては初のホールド王でした。

同じ記事は「日本人初」の快挙とも紹介しています。ただし、これは記事の記述で、ほかの資料では確かめられていません。

10月13日には、KBOが発表したMVP候補の1人にも入りました。最終決定は11月の記者投票とのことです。

試合数は、144試合ある1年の半分をこえています。クラスの係で言えば、毎週のように出番が回ってくる状態です。

育成3位の指名は何が異例?

中日スポーツは、この指名を「異例の逆輸入指名」と報じました。ただ、記事の中で異例とする根拠までは説明されていません。そのため、この記事でも「韓国プロ経由の指名が初かどうか」は断定しません。

ドラフトの当日、ソフトバンクは米国、台湾、韓国の3カ国から選手を指名したと、デイリースポーツが伝えています。海外でプレーする選手が並んだことが、話題を大きくした面があります。

育成指名は、まず育成選手として契約し、支配下登録(つまり、公式戦に出られる正式な選手になること)をめざす枠です。同じ育成でも、海外から選手を迎えた例として、オリックスの動きを書いたオリックスの台湾U18代表2人の育成獲得の記事も参考になります。

ソフトバンクが杉本投手のどこを評価したかは、確認した範囲の報道では見つかりません。報じられているのは、最速154キロと73試合25ホールドという実績までです。

杉本幸基投手についてのよくある疑問

Q. ソフトバンクはなぜ杉本投手を指名したの?

球団の指名理由は、確認できた報道には載っていません。報じられているのは、KTで73試合に登板し、25ホールドで最多ホールドを取ったという実績です。理由は今後の球団コメントを待つ形になります。

Q. 「アジア枠」って何のこと?

KBOが2026年から作った外国人枠の追加です。通常の外国人枠3人に加えて、アジア野球連盟の加盟国・地域などの選手を1人入れられます。獲得額は総額20万ドルが上限です。

Q. 杉本投手の持ち球は?

報道では、最速154キロの直球と、鋭く曲がるカットボールが挙げられています。KTの団長は、多彩な変化球も評価したと述べました。

Q. 日本人初のホールド王って本当?

高校野球ドットコムの記事が「KBOの歴史の中でも日本人初の快挙」と紹介しています。ほかの資料では確認できていないため、報道の記述として受け止めるのがよさそうです。

Q. 育成3位ってどんな扱い?

育成ドラフトで3番目に名前が呼ばれた、という意味です。育成選手として契約し、支配下登録をめざします。杉本投手の契約の具体的な内容は、確認した記事には書かれていません。

Q. 杉本投手は今後どうなる?

入団の可否や時期は、確認した報道には出ていません。KTでのMVP投票は11月に決まる予定で、そこも注目点です。

実績が呼んだ、逆輸入の指名

ここまでの話を整理すると、杉本投手は日大で指名漏れを経験し、独立リーグの徳島で3年を過ごしました。そこから韓国のアジア枠第1号になり、1年目に73試合25ホールドを残しています。

ソフトバンクが指名した理由は明かされていません。それでも、育成3位という順位と、韓国での実績の組み合わせが、今回の話題の中心です。球団や本人の言葉が出たとき、答えはもっとはっきりします。

なぜ流行っているのか?

育成3位という順位より、韓国のKTで73試合25ホールドを残した実績に注目が集まりました。日大で指名漏れを経験し、独立リーグの徳島から韓国の新設アジア枠に進むという道のりが、逆輸入の指名として話題になったと見られます。ドラフト当日にソフトバンクが米国、台湾、韓国の3カ国から指名したことも、海外でプレーする選手への関心を高めました。

シェア

この記事の根拠

エビデンス 4件参考資料 2件

▶ファクトチェック結果を確認する

指名の事実はスポーツ報知と日刊スポーツ(いずれもYahoo!ニュース配信)で確認しました。経歴と成績はスポーツ報知、日刊スポーツ、中日スポーツ、高校野球ドットコムの記事に基づきます。アジア枠の内容と獲得経緯は室井昌也さんの記事によります。球団の指名理由、韓国球団からの指名が初かどうか、日本人初のホールド王かどうかは、確認できる出典がないか1媒体のみのため、断定していません。

出典・参考リンク