ホークス日本一、なぜDeNAに4連勝できた?9回以降は失点0、終盤に6得点した2年連続13度目の理由

ホークス日本一、なぜDeNAに4連勝できた?9回以降は失点0、終盤に6得点した2年連続13度目の理由

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この記事のポイント

  • ホークス日本一はDeNAに4連勝で決まりました
  • なぜ負けなかったのか
  • 3試合連続の逆転勝ちを支えた、9回以降1点も許さない投手陣と終盤に追いつく打線を、4試合のスコアから見ていきます

2026年10月28日、ソフトバンクが日本シリーズ第4戦でDeNAに勝ちました。スコアは4-2で、4連勝での2年連続13度目の日本一です。第2戦から3試合続けての逆転勝ちという勝ち方に注目が集まっています。

4試合のうち3試合で、ソフトバンクは途中でリードを許していました。それなのに、どうして1回も負けなかったのでしょう?

  • ソフトバンクはDeNAに4勝0敗で、2年連続13度目の日本一を決めました
  • 第2戦から第4戦まで、3試合続けて逆転で勝ちきりました
  • 4試合とも、9回以降はDeNAに1点も与えませんでした
  • 4試合で取った13点のうち、6点は9回以降に取った点です
  • シリーズMVPは正木智也選手で、打率.438・2本塁打の成績でした

4試合のスコアを並べてみる

まずは4試合の結果を、NPBの公式記録で並べてみます。

試合日付スコア(ソフトバンク-DeNA)決着
第1戦10月24日3-1延長11回
第2戦10月25日4-3延長10回
第3戦10月27日2-1延長10回サヨナラ
第4戦10月28日4-29回

第1戦と第2戦は横浜スタジアムでした。第3戦と第4戦は、みずほPayPayドーム福岡です。

4連勝と聞くと、楽勝に見えるかもしれません。でも点差は1点か2点だけでした。しかも最初の3試合は、全部が延長戦です。4試合の合計は13対7でした。

小久保裕紀監督も、優勝インタビューでDeNAとの差はほとんどなかったと話しています。DeNAは3試合続けて延長で負けました。報道でも「競り負けが目立った」と書かれています。

逆転の中身も見ておきます。第2戦は8回に3点を取られ、2対3にされました。第3戦は5回に先に1点を取られています。第4戦は1回にいきなり2点を失いました。

それでも最後は、毎回ソフトバンクが前に出ています。では、ひっくり返せた理由はどこにあったのでしょう。まずは守りの側から見ていきます。

9回以降は0点、投手陣の踏ん張り

DeNAの7点が入ったのは、1回・5回・8回だけです。9回から先は、4試合で合計8イニングありました。この8イニングで、DeNAの得点は0です。

追う側から見ると、これはかなりきつい状況です。追いついても、そのあとで点を取られない。だからソフトバンクは、延長でも落ち着いて攻められました。サッカー部でいえば、PK戦でゴールキーパーが全部止めてくれる感じです。

その中心にいたのが、抑えの杉山一樹投手です。杉山投手は4試合すべてに投げて、1点も取られませんでした。成績は1勝3セーブで、優秀選手賞に選ばれています。

第4戦では、2点リードの9回に登板しました。打者3人で終わらせて、胴上げ投手になっています。小久保監督も「全試合登板で締めくくってくれました」とたたえました。

第4戦は、先発の前田悠伍投手が1回に2点を失いました。でも2回からは、5人の救援投手がつなぎました(救援投手は、つまり先発のあとを受けつぐピッチャーのこと)。そのあと9回まで、DeNAに追加点を与えていません。勝ち投手のヘルナンデス投手は、第2戦に続いてシリーズ2勝目です。

第3戦で9回以降を0点で守った流れは、第3戦を5併殺でも勝ち切れた理由の記事でくわしく見ています。守りが固いと、打線にも「あと1点でいい」という余裕が生まれます。次は、その打線の話です。

終盤に追いつく打線と正木智也

ソフトバンクの13点のうち、6点は9回以降に入りました。第1戦は延長11回に2点を取っています。第2戦と第3戦は、どちらも9回に1点、10回に1点です。

この終盤の点には、ホームランがからんでいます。第2戦は9回に山川穂高選手が同点ソロを打ちました。10回には川村友斗選手が勝ち越しソロです。第3戦は10回、正木智也選手のサヨナラ本塁打で決まりました。

小久保監督も、ホームランが流れを変えたと振り返っています。第2戦の終盤の2本については、山川穂高の同点弾と川村友斗の決勝ソロの記事で流れを追えます。

MVPの正木選手は、4試合すべてでヒットを打ちました。打率は.438で、ホームランは2本です。1本目は第2戦3回の先制ソロでした。

正木選手は今季、主に1番打者として101試合に出ました。打率.274、28本塁打の成績です。先頭打者本塁打7本は球団記録でした。

正木選手はシーズン終盤に調子を落としていました。それでも、コーチや近藤健介選手の助けで立て直せたと話しています。1番打者が毎試合出塁すると、相手の投手はずっと気が抜けません。そして第4戦では、別の選手が主役になりました。

第4戦を決めた山本祐大の3打点

第4戦は、1回にいきなり2点を取られました。DeNAの佐野恵太選手が2ランを打ったためです。

4回、ソフトバンクは2死から四球と敬遠で満塁にします。ここで山本祐大選手が、ライトへ2点三塁打を打ちました。これで2対2の同点です。続く柳田悠岐選手のタイムリーで、3対2と勝ち越しました。

6回には周東佑京選手が二塁打で出ます。そこで山本選手が犠牲フライを打ち、4対2としました。山本選手はこの試合で3打点です。

山本選手はキャッチャーとして、6人の投手もリードしました。打つのも守るのも、この日はまさに中心選手だったんだ。小久保監督は、古巣のDeNAを相手に敬遠のあとで打ったことをほめています。

ソフトバンクの安打はこの日5本だけでした。少ないチャンスを点につなげたのが大きかったわけです。この勝ち方には、2年前の悔しさも重なっています。

2024年の負けと13度目の日本一

ソフトバンクとDeNAは、2024年の日本シリーズでも戦っています。このときソフトバンクは2連勝したあと、4連敗して敗れました。今回の4連勝は、その相手への雪辱です。

2025年には阪神に4勝1敗で勝ち、5年ぶり12度目の日本一でした。そして今回で13度目です。南海・ダイエー時代も含めた数で、パ・リーグ最多の西武に並びました。12球団の最多は、巨人の22回です。

連勝の記録も積み上がりました。クライマックスシリーズから数えて、ポストシーズンは7連勝で負けなしです。無傷の7連勝で日本一になったのは史上初と報じられています。日本シリーズだけで見ても、昨年の第2戦から8連勝です。

小久保監督は就任3年目でした。地元のみずほPayPayドームでの胴上げは、これが初めてです。監督は「3年目にやっと達成できました」と喜びを語りました。

では、ここまでの話をふまえて、気になる疑問に答えていきます。

日本シリーズ2026のよくある質問

Q. 日本シリーズ2026のMVPは誰?

MVPはソフトバンクの正木智也選手です。4試合すべてでヒットを打ち、打率.438、2本塁打を記録しました。第3戦では延長10回にサヨナラ本塁打を打っています。

Q. 3試合連続の逆転勝ちって、どの試合のこと?

第2戦・第3戦・第4戦の3試合です。第2戦は8回に逆転されたあと、9回に追いついて10回に勝ち越しました。第3戦は9回に同点、10回にサヨナラです。第4戦は0対2から4回に3点を取って逆転しました。

Q. ソフトバンクの日本一は何回目?

今回で13度目で、2年連続の日本一です。南海・ダイエー時代も含めた数で、パ・リーグ最多の西武に並びました。12球団の最多は巨人の22回です。

Q. 抑えの杉山一樹投手はどんな成績だった?

杉山投手は4試合すべてに投げて、1点も取られませんでした。成績は1勝3セーブです。この活躍で優秀選手賞に選ばれました。

Q. 第4戦の決勝打は誰が打ったの?

4回、2対2の同点から柳田悠岐選手がタイムリーを打ちました。その前に山本祐大選手が2点三塁打で追いついています。山本選手は6回の犠牲フライも合わせて3打点でした。

Q. 2024年の日本シリーズはどうだったの?

2024年もソフトバンクとDeNAの対戦でした。ソフトバンクは2連勝のあとに4連敗して、日本一を逃しています。今回の4連勝は、その相手への雪辱になりました。

Q. ポストシーズン7連勝は何がすごいの?

クライマックスシリーズの3連勝と、日本シリーズの4連勝を合わせた記録です。負けなしの7連勝で日本一になったのは史上初と報じられています。

4連勝の正体は「9回からの強さ」

ここまでの話を整理すると、ソフトバンクが4連勝できた理由は3つです。

1つ目は、9回以降の8イニングを0点で守った投手陣です。杉山投手は全試合に投げて、失点0でした。2つ目は、9回以降に6点を取った打線です。山川選手や川村選手、正木選手のホームランが試合を動かしました。3つ目は、第4戦の山本選手のように、少ないチャンスを点にした集中力です。

点差だけ見れば、DeNAとの差はわずかでした。その小さな差を、毎試合の最後の1イニングで広げた。それが「4連勝で日本一」の中身なんだ。

なぜ流行っているのか?

ホークス日本一がここまで話題になったのは、勝ち方がドラマのように続いたからです。最初の3試合はすべて延長戦で、第2戦からは3試合続けての逆転勝ちでした。毎晩「もう負けたかも」と思った場面から追いつく流れが続き、試合のたびにSNSで話題が広がりました。2024年の日本シリーズで敗れたDeNAが相手だったことも、雪辱というわかりやすい物語を生みました。さらに第4戦は小久保監督にとって初めての本拠地での胴上げで、平日の夜に地元・福岡で決まったタイミングも重なりました。ポストシーズン無傷の7連勝という史上初の記録も、ニュースが広がる理由になっています。

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この記事の根拠

一次ソース 4件エビデンス 7件

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4試合のスコア・勝敗投手・本塁打・観衆は、NPB公式サイトの日本シリーズ2026ページと各試合の記録ページで確認しました。第1戦の得点経過はベースボールチャンネルの速報で確認しています。第4戦の試合経過(佐野選手の2ラン、山本祐大選手の2点三塁打と犠飛、柳田選手の勝ち越し打)は、ベースボールチャンネル、デイリースポーツ、共同通信配信記事(南日本新聞)で一致を確認しました。MVPの正木選手の成績はスポーツ報知、杉山投手の全試合無失点・1勝3セーブ・優秀選手賞は西スポWEB OTTO!、小久保監督の発言は優勝インタビューを伝えたスポーツ報知の記事によります。「9回以降は0失点」「13点中6点が9回以降」は、NPB公式のイニング別スコアから筆者が集計した数字です。

出典・参考リンク