日本シリーズ第2戦、ソフトバンクはなぜ延長10回で2連勝できた?山川穂高の代打同点弾と川村友斗の決勝ソロ

日本シリーズ第2戦、ソフトバンクはなぜ延長10回で2連勝できた?山川穂高の代打同点弾と川村友斗の決勝ソロ

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この記事のポイント

  • 日本シリーズ第2戦、ソフトバンクは8回に逆転されても負けませんでした
  • 代打・山川穂高の9回の同点弾、代走から入った川村友斗の決勝ソロ、モイネロの7回0点という3つの勝因をひもときます

2026年10月25日、横浜スタジアムで日本シリーズ第2戦が行われました。ソフトバンクは延長10回の末にDeNAを4対3で破り、2勝0敗としました。9回の山川穂高選手と10回の川村友斗選手の一発が、勝負の分かれ目に挙げられています。

8回に逆転されて、もう負けかと思った試合でした。それなのに、なぜソフトバンクは追いつき、延長で勝ち切れたのでしょうか?

  • ソフトバンクの4点のうち3点は、正木・山川・川村の3本のソロ本塁打だった
  • 先発モイネロ投手が7回5安打8奪三振、無失点で試合を作った
  • 代打の山川選手が9回1死から、抑えのレイノルズ投手から同点ソロを打った
  • 代走で入った川村選手が10回、日本シリーズ初打席で決勝ソロを打った
  • 連勝スタートの40チーム中29チームが日本一になっている(約73%)

4点中3点がホームラン

まずは試合の流れを整理します。ソフトバンクは3回1死、正木智也選手の先制ソロで1点を取りました。DeNA先発・尾形投手の150キロの直球を、左翼スタンド上段まで運んでいます(デイリースポーツ)。

4回には2死一塁から、庄子雄大選手が右中間を破るタイムリー二塁打を打ちました。これで2対0です。ところが8回、DeNAの筒香嘉智選手に逆転3ランを打たれ、2対3になりました。

ここから、9回に山川穂高選手の同点ソロ、10回に川村友斗選手の決勝ソロが出ます。つまり4点のうち3点がホームランなんだ。Full-Countは、この試合を「一発攻勢」という言葉で伝えています。

ホームランは、ヒットを何本もつながなくても1振りで点が入ります。追い込まれた終盤で、それが2本も出たことが大きかったわけです。では、そもそも終盤まで試合を壊さなかったのは誰だったのでしょうか。

モイネロの7回0点が土台

答えは先発のリバン・モイネロ投手です。7回を投げて5安打、8奪三振で無失点でした(共同通信、デイリースポーツ)。

ピンチがなかったわけではありません。2回には二塁と三塁にランナーを背負いました。4回にも2死二塁のピンチがありましたが、成瀬選手を見逃し三振に取っています。

デイリースポーツによると、モイネロ投手はCSファイナルステージ初戦では3回の途中で降板していました。その悪い流れを、この日の7回0点で取り返した形です。

一方で、8回に登板した松本裕樹投手は筒香選手に初球を打たれました。外角153キロの直球が、左翼ポール際に入っています。松本投手は前日の第1戦でも、牧秀悟選手に同点ソロを打たれていました。部活の試合で、勝っていた終盤に一気に追い抜かれるような展開です。ここから、どうやってソフトバンクは追いついたのでしょうか。

9回1死、代打山川の一発

2対3で迎えた9回、ソフトバンクは1死までアウトを取られていました。Full-Countの見出しでいえば「あと2人」の場面です。ここで小久保裕紀監督は、山川穂高選手を代打に送りました。

相手はDeNAの抑え投手・レイノルズ投手です。山川選手の打球は、左翼場外まで飛んでいく同点ソロになりました(スポーツ報知、デイリースポーツ)。

小久保監督は試合後、山川選手について「ここっていうところのホームランっていうのが彼の魅力なんで」と話しています(スポーツ報知)。代打は1打席しかありません。その1打席で試合を振り出しに戻せる打者を、ベンチに残していたことが生きたんだね。

これで3対3になり、試合は2日続けての延長戦に入りました。そして10回、主役になったのは意外な選手でした。

打率.095の川村がなぜ?

10回に決勝ソロを打ったのは、川村友斗選手です。中日スポーツは、川村選手を「今季打率.095の伏兵」と紹介しています。2025年と2026年のレギュラーシーズンでは、ホームランが1本もありませんでした。

スポーツニッポンによると、川村選手はこの試合に代走で途中出場していました。そして10回、日本シリーズでの初打席を迎えます。DeNAの伊勢投手のチェンジアップをとらえ、打球はバックスクリーンに飛び込みました(デイリースポーツ、スポーツ報知)。

スポーツ報知によると、プロでのホームランはこれまで通算1本で、2024年以来の一発です。ゲームでいえば、控えのキャラが最後のボス戦で決めたようなものです。代走で入った選手にもそのまま打席が回るので、途中出場の選手が試合を決めることもあるんだ。

この1点を、ソフトバンクのリリーフ陣が10回裏に守り切りました。9回と10回はDeNAに得点を与えていません。では、この2連勝は日本一にどれくらい近づいたのでしょうか。

2連勝は日本一に近い?

スポーツニッポンによると、日本シリーズで連勝スタートしたチームは過去に40チームあります。そのうち29チームが日本一になりました。割合にすると約73%です。

ソフトバンクは、CSファイナルステージで日本ハムに3連勝していました。ポストシーズンはこれで5戦全勝です。その流れは、CSファイナルを3連勝で突破した経緯を読むとよく分かります。そこでも終盤の一打で勝つ試合が続いていました。

ただし、安心はできません。2024年の日本シリーズも同じ顔合わせでした。このときはソフトバンクが2連勝したあと、DeNAが4連勝して日本一になっています(Full-Count)。

第3戦は10月27日、ソフトバンクの本拠地・みずほPayPayドーム福岡で行われます。ここからは、よくある疑問に答えていきます。

よくある質問

Q. 日本シリーズ第2戦の結果はどうだったの?

ソフトバンクが延長10回の末、DeNAに4対3で勝ちました。試合は10月25日に横浜スタジアムで行われました。第1戦も延長戦で3対1の勝利だったので、2試合続けて延長での決着です。

Q. 山川穂高選手の同点ホームランはどんな場面だった?

1点を追う9回1死、代打で登場した場面です。DeNAの抑え投手・レイノルズ投手から、左翼場外への同点ソロを打ちました。小久保裕紀監督は「ここっていうところのホームランっていうのが彼の魅力」と話しています。

Q. 川村友斗選手ってどんな選手?

ソフトバンクの外野手です。2026年のレギュラーシーズンは打率.095で、ホームランはありませんでした。第2戦では代走で途中出場し、日本シリーズ初打席で決勝ホームランを打ちました。

Q. DeNAはどうやって一度逆転したの?

2点を追う8回、筒香嘉智選手が逆転3ランを打ちました。ソフトバンクの松本裕樹投手の初球、外角153キロの直球を左翼ポール際へ運んでいます。松本投手は第1戦でも牧秀悟選手に同点ソロを打たれていました。

Q. 2連勝したチームはどれくらい日本一になっている?

スポーツニッポンの集計では、日本シリーズで連勝スタートしたのは40チームです。そのうち29チームが日本一になっていて、割合は約73%です。ただし2024年の同じ顔合わせでは、ソフトバンクが2連勝したあとにDeNAが4連勝して日本一になりました。

Q. 第3戦はいつ、どこで行われるの?

10月26日は移動日で、第3戦は27日にみずほPayPayドーム福岡で行われます。第3戦から第5戦までがソフトバンクの本拠地です。第6戦と第7戦は、再び横浜スタジアムで行われます。

連勝のカギは「一発で返す力」

ここまでの話を整理すると、第2戦の勝因は3つにまとまります。1つ目は、モイネロ投手が7回を0点に抑えて試合を作ったことです。2つ目は、逆転された直後の9回に、代打の山川選手がすぐに同点ソロで返したことです。

3つ目は、代走で入った川村選手が、10回に決勝ソロを打ったことです。4点のうち3点がホームランという数字が、この試合をよく表しています。

8回に試合をひっくり返されても、ソフトバンクは慌てませんでした。ベンチに残した代打と、途中から入った選手の1振りで勝ち切ったんだ。27日からの福岡での3連戦でも、終盤の一発がまた試合を動かすのか注目されます。

なぜ流行っているのか?

今回の話題が一気に広がったのは、タイミングが重なったからです。日曜夜の日本シリーズで、8回に逆転、9回に同点、10回に決勝と、終盤の1時間ほどで3回も流れが変わりました。しかも決勝弾を打ったのは、今季打率.095でホームランなしの川村友斗選手です。「まさかの選手が決める」という意外さは、思わず誰かに話したくなる材料になります。山川穂高選手は名前を知られた強打者なので、代打の一発は試合を見ていない人の目にも留まりやすい話題でした。さらに2024年に同じ顔合わせで、2連勝したソフトバンクがその後4連敗した記憶があるため、「今年はどうなる?」という関心も重なっています。

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この記事の根拠

エビデンス 7件参考資料 1件

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試合結果(ソフトバンク4対3DeNA、延長10回、10月25日・横浜スタジアム)は共同通信と日本経済新聞で確認しました。山川選手の同点弾が9回1死で代打だったことは共同通信・デイリースポーツ・スポーツ報知で一致しています(Full-Countの「あと2人」も1死の意味です)。相手投手(レイノルズ投手・伊勢投手)はデイリースポーツとスポーツ報知、川村選手の今季打率.095は中日スポーツ、代走での途中出場と連勝チームの日本一率はスポーツニッポンによります。NPB公式・球団公式の発表は記事作成時点で見つけられなかったため、大手報道をもとに書いています。

出典・参考リンク