ソフトバンクの日本シリーズ進出決定はなぜ3連勝? 正木智也の逆転2ランと3戦連続の逆転勝ち
この記事のポイント
- ソフトバンクが日本ハムに3連勝し、3年連続23度目の日本シリーズ進出
- 5回の正木智也の逆転2ランなど、3戦連続の逆転勝ちの中身をひもとく
目次
2026年10月16日、福岡のみずほPayPayドームでCSファイナル第3戦が行われました。ソフトバンクが日本ハムに6対2で勝ち、アドバンテージの2勝を含めて5勝0敗としました。3戦すべてで逆転勝ちだったことが、報じられている論点です。
日本ハムに1勝も許さなかったのは、なんで?
アドバンテージの2勝を含めて5勝0敗。ソフトバンクは3年連続23度目の日本シリーズ進出を決めました。南海時代を含めた数字です。
でも、数字だけ見ても「強い」で終わってしまいます。この試合で本当に目を引くのは、先に点を取られていたことです。
先制されても、ひっくり返せる。その中身を、試合の流れからひもといていきます。
- ソフトバンクが日本ハムに6対2で勝ち、5勝0敗で日本シリーズ進出を決めた
- 第3戦は5回に正木智也選手が逆転2ラン。ポストシーズン初本塁打だった
- 3戦連続の逆転勝ちで、第2戦と第3戦はどちらも初回に先制されていた
- 先発の前田悠伍投手は21歳で、CS初登板ながら5回2失点でCS初勝利
- 日本シリーズは24日から。セ・リーグ側は阪神とDeNAの勝者と報じられている
第3戦の流れは、ずっと日本ハムが先だった
まず試合の流れを時系列で見ておきます。デイリースポーツなどの報道によると、先に動いたのは日本ハムでした。
1回に清宮幸太郎選手の右前タイムリーで1点。ソフトバンクは3回に庄子雄大選手の左前タイムリーで追いつきます。
5回表には日本ハムが勝ち越しました。この回は、ゴロをさばいた正木選手が二塁へ悪送球。無死二、三塁になり、水野選手の内野安打で1対2になっています。
ここまでは、日本ハムの試合に見えました。ソフトバンクにとっては、失策から勝ち越された嫌な形です。
次の見出しは、その直後の5回裏です。
失策した本人が打った、5回裏の逆転2ラン
5回裏、1死二塁で打席に入ったのが正木選手です。同じ回の表に悪送球をした本人でした。
日刊スポーツによると、フルカウントからの6球目、真ん中の直球をとらえました。打球は左翼スタンドへ。ポストシーズン初本塁打で、3対2の逆転です。
クラスの試合で、自分のミスで負けそうなときを想像してみてください。次の打席で取り返すのは、かなり勇気がいります。
ここで試合の空気が変わりました。ミスのあとに流れを戻した一打が、勝因のひとつと見られています。
6回の2点で突き放し、前田悠伍が5回を投げきった
逆転のあと、ソフトバンクは手を止めませんでした。6回に山本祐大選手が右翼フェンス直撃のタイムリー三塁打を打ちます。
続いて柳町達選手が、玉井投手の内角カットボールを右前に運びました。これで5対2です。7回にも1点を足して、6対2で試合を終えています。
投手では、先発の前田悠伍投手(21歳)が5回を投げ、5安打2失点(自責点1)でした。CS初登板で初勝利です。6回以降は継投で、日本ハムに得点を許しませんでした。
日本ハムはパ・リーグ3位からファーストステージを勝ち上がってきたチームです。そのチームが、ファイナルでは1勝もできませんでした。日本ハムがここまで来た経緯は、日本ハムが3位から3年連続でCSファイナルへ進めた理由で整理しています。
3戦連続の逆転勝ちが示す、3つの強さ
ここまでの試合から、3連勝の中身を3つに分けて整理します。どれも報道された事実からの読み取りです。
1つ目は、先制されても崩れないこと。デイリースポーツは、第2戦も第3戦も初回に先制されたと伝えています。
2つ目は、同点で終わらず勝ち越し、さらに追加点まで取ること。第3戦は、逆転の2ランのあとに6回で2点、7回で1点を足しました。
3つ目は、ミスの直後でも取り返せる打線の厚みです。正木選手の失策からの逆転2ランが、その象徴といえます。
第2戦では、栗原陵矢選手のサヨナラ満塁ホームランが出ました。この一打の意味は栗原陵矢のサヨナラ満塁ホームランが大きい理由で読めます。3連勝の真ん中にあった試合です。
日本シリーズは24日から、相手はセ側の勝者
日本シリーズは10月24日からです。セ・リーグの相手は、阪神とDeNAのファイナルステージの勝者と報じられています。
この時点では、セ側の代表は決まっていません。ソフトバンクは2年連続の日本一を目指します。
よくある疑問
Q. ソフトバンクは3連勝なのに、なぜ「5勝0敗」なの?
アドバンテージの2勝が、最初から入っているからです。実際に戦った3試合に3勝して、合計5勝0敗になりました。第2戦を終えた時点で4勝0敗で、日本シリーズに王手をかけていました。
Q. アドバンテージって、なに?
リーグ優勝チームに、あらかじめ与えられる勝ち星のことです。今回のソフトバンクは2勝分でした。長いペナントレースを1位で終えたごほうびのような仕組みです。
Q. 正木智也選手の2ランは、何がすごかったの?
同じ回の表に失策をして、勝ち越されたあとの一打だったことです。しかも、ポストシーズン初本塁打でした。日刊スポーツは、フルカウントからの直球をとらえたと伝えています。
Q. 3戦連続の逆転勝ちって、本当?
デイリースポーツも日刊スポーツも、3戦連続の逆転勝ちと報じています。第2戦と第3戦は初回に先制されたあとの勝利でした。第1戦の中身は、今回確認した記事には詳しく出ていません。
Q. 日本ハムは、何が足りなかったの?
報道だけでは、はっきり言い切れません。確認できたのは、先に点を取りながら逆転を重ねられたことと、6回以降に得点できなかったことです。原因の分析は、監督や選手のコメントが出そろってからになります。
Q. 日本シリーズの相手は、もう決まったの?
16日の時点では決まっていません。阪神とDeNAのファイナルステージの勝者が、24日からソフトバンクと戦います。
先に点を取られても勝つ、ソフトバンクの3戦
なぜソフトバンクは、3連勝で日本シリーズ進出を決められたのか。この試合から見える答えは、先制されても逆転できたことです。
正木選手の逆転2ラン、6回の山本選手と柳町選手のタイムリー、前田投手から継投へのつなぎ。ひとつの強さではなく、重なりが勝ちをつくりました。
ひと言でいうと「追う展開が、むしろ得意だった」3戦です。ここまでの話を整理すると、5勝0敗という数字の中身は、3戦連続の逆転でした。
なぜ流行っているのか?
CSファイナルでソフトバンクが日本ハムに3連勝し、アドバンテージ込みの5勝0敗で日本シリーズ進出を決めたことが、スポーツニュースの関心を集めました。タイミングの面では、第2戦のサヨナラ満塁ホームランから続く流れで、あと1勝の緊張がピークだったことがあります。内容の面では、3戦連続の逆転勝ちという分かりやすい物語があり、失策した正木智也選手が自分で取り返した場面が語りやすかったとみられます。社会的には、3位から勝ち上がった日本ハムとの対比や、3年連続という数字の重みも話題になりました。
この記事の根拠
一次ソース 1件エビデンス 4件参考資料 1件
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スコア6対2、5勝0敗(アドバンテージ2勝含む)、3年連続23度目の進出はNPB公式の結果表示とFull-Count、デイリースポーツ、日刊スポーツ、共同通信で一致して確認した。得点経過はデイリースポーツ、正木智也選手の本塁打の状況は日刊スポーツによる。庄子雄大選手の打席の記述は報道で食い違いがあるため、本文では使っていない。第1戦の詳細と日本ハムの先発投手名は確認できていないため書いていない。