Steam Controllerが今日トレンド入り——7年ぶりの新型コントローラーはなぜ注目を集めているの?

Steam Controllerが今日トレンド入り——7年ぶりの新型コントローラーはなぜ注目を集めているの?

10-20代向け
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この記事のポイント

  • 2026年5月4日、ValveのSteam Controllerがついに発売された
  • 17,800円・35時間バッテリー・ドリフトしにくいTMR磁気スティック搭載の新型が、なぜ今日トレンド入りしたのかをひもとく

2026年5月4日、あるゲームコントローラーがXのリアルタイムトレンドを一気に駆け上がりました。その名は「Steam Controller」。いったい何がそんなに盛り上がっているんでしょう?

  • ValveがPCゲーム用コントローラー「Steam Controller」を2026年5月4日に発売した
  • 初代は2015年登場・2019年廃番、7年ぶりの正統後継機
  • TMR磁気スティック搭載で「スティックが勝手に動くドリフト現象」が起きにくい
  • デュアルトラックパッドでマウス操作が必要なゲームもコントローラーで遊べる
  • 日本ではKOMODO STATIONで17,800円(税込)にて販売中

Steam Controllerって、何ものなの?

Valveというアメリカの会社があります。ゲームを買って遊ぶためのプラットフォーム「Steam」(スチーム)を運営しています。世界で毎日3,300万人以上が使っているサービスです。そのValveが作ったオリジナルのゲームコントローラーが「Steam Controller」です。

PS5やNintendo Switchのコントローラーに似ているようで、実はかなり異なります。最大の特徴は「デュアルトラックパッド」(つまり、タッチパッドが左右に2つ)です。ノートパソコンのタッチパッドのようなものが、コントローラーの左右に付いています。PCゲームはマウスで操作するタイプが多いのですが、そのマウスの動きをトラックパッドで再現できます。コントローラーのまま、まるでマウスを使っているように操作できる——それがSteam Controllerの目指す世界です。

初代のSteam Controllerは2015年に登場しましたが、一度歴史から消えた経緯があります。次でその理由を見ていきましょう。

初代機が2019年に消えた"本当の理由"

2015年の初代Steam Controllerには、大きな課題がありました。「慣れるまでが難しすぎる」という問題です。

PS5やXboxのコントローラーには、左右にアナログスティック(棒型のレバー)があります。でも初代Steam Controllerには右スティックがなく、右のトラックパッドだけでした。普段使いのゲームパッドとはまったく別の操作体系で、慣れたゲーマーでも「操作を一から覚え直す」必要があったんです。

教室でいつも座っていた椅子が急になくなったような違和感、といえばイメージしやすいかもしれません。約230万台が売れましたが、普及には届かず、2019年にValveは初代の生産を終了しました。

その後ValveはSteam Deck(持ち運べるPCゲーム機)を2022年に発売し、「スティック+トラックパッド+ジャイロ」の組み合わせを何度も試してきました。その経験が、今回の新型にそのまま生きています。

新型で変わった3つのこと

新型Steam Controllerが初代から大きく変わったのは3点あります。

1つ目は、スティックが左右両方ついたこと。 新型には左右それぞれにアナログスティックがあります。トラックパッドとスティックの「いいとこ取り」の設計です。FPS(シューティングゲーム)も、アクションゲームも、どちらも自然な操作感で遊べます。

2つ目は、「TMR磁気スティック」の採用。 スティックに少し傾きが生じ、触っていないのにキャラクターが勝手に動いてしまう——これを「ドリフト」と言います。PS5コントローラーでも話題になった問題です。新型のTMR(Tunnel Magnetoresistance、つまりトンネル磁気抵抗)スティックは磁力で傾きを検出します。物理的な摩耗が起きないので、ドリフトが出にくい構造です。

3つ目は、35時間以上のバッテリー。 1日2時間ゲームしたとして、17日以上充電なしで使える計算です。本体に付属する「Steam Controller Puck」(パック)はワイヤレス送信機と充電器を1つにしたデバイスで、差し込むだけで充電と低遅延接続を同時に行えます。

7年のブランクを経て、Valveは「ちゃんと使えて、かつ独自の強みもある」ところまで仕上げてきました。では、なぜ今日がトレンドになったのかを整理します。

なぜ今日(5月4日)がトレンドになったの?

理由はシンプルで、本日が発売日だからです。

太平洋時間の2026年5月4日午前10時(日本時間の5月5日午前2時)に、Steamストアで販売が始まりました。Valveが最後にハードウェアを発売したのは2022年のSteam Deck OLED版で、約4年ぶりの新製品です。

今回のSteam Controllerは単体の発表ではありませんでした。2025年11月に、Steam Machine(小型PC)・Steam Frame(VRヘッドセット)と合わせた「Steamハードウェアファミリー」として同時発表された製品の第1弾です。「ValveがついにPC周辺機器市場に本格参入してくる」という期待が、ゲームコミュニティで高まっていました。発売直後から一部モデルで在庫切れが報告されていて、注目の規模が伝わります。

日本で買えるの?値段と入手方法

日本での価格は17,800円(税込)です。販売はKOMODO STATIONのオンラインストアのみで、現時点ではAmazonや家電量販店での販売は発表されていません。

本体に加えて「Steam Controller Puck」が付属します。これはワイヤレス送信機と充電器を1つにしたドック型デバイスです。差し込むと充電しながら低遅延でゲームをプレイできます。BluetoothとUSBの両接続に対応しているので、PC・Steam Deck・ノートパソコンなど幅広いデバイスで使えます。

米国価格は99ドル(日本円換算で約1万4,000〜1万5,000円)なので、日本価格はほぼ適正値の範囲です。

Steam Controllerにまつわる疑問5つ

Q. Steam(スチーム)って何?

SteamはValveが運営するPC向けゲームプラットフォームです。PS StoreがPS5専用ゲームを販売しているのに対し、SteamはWindowsやMacのPCで動くゲームを扱っています。登録タイトルは2024年時点で18万本以上あり、日本語対応ゲームも豊富です。

Q. Valveってどんな会社なの?

1996年にアメリカのワシントン州ベルビューで設立されたゲーム会社です。「Half-Life」「Portal」「Counter-Strike」「Dota 2」などを開発し、Steamプラットフォームで年間数千億円規模の取引が行われていると推定されています。非上場企業なので公式売上は非公開です。

Q. Steam Controllerはどんなゲームに向いてるの?

RTS(リアルタイムストラテジー)やTPSなど、マウス操作が前提のゲームとの相性が特によいとされています。トラックパッドで照準を細かく調整できるからです。アクションゲームや格闘ゲームも遊べますが、一般的なゲームパッドと同程度の使い心地です。

Q. スティックドリフトってそんなに大事な問題なの?

Nintendo SwitchのJoy-Conでは集団訴訟に発展したほどの問題で、PS5のDualSenseでも一定の割合で報告されています。修理や買い替えが必要になるため、多くのゲーマーの悩みです。接触なしに動作するTMR方式は、理論上この問題が起きにくいとされています。

Q. これからSteam Controllerはどうなっていくの?

ValveはSteam Controllerと同時発表したSteam Machine(小型PC)も順次発売する予定です。Steam ControllerはSteam MachineやSteam Frame(VRヘッドセット)と組み合わせて使える設計になっています。「リビングでPCゲームを遊ぶ」という2015年からのValveの夢を、より現実的な形で実現しようとしています。

ValveのPC革命、これからが楽しみだ

2015年の初代機は「操作を覚え直さなければならない」という壁で普及できませんでした。でも新型は、左右アナログスティック・デュアルトラックパッド・ジャイロ・TMR磁気センサーを全部まとめて「1つのコントローラーで全部遊べる」という構成に仕上がっています。

17,800円は安くはありません。でも、ドリフトの心配なく長く使えるコントローラーとして、PCゲーマーには有力な選択肢になりそうです。Steam Machine・Steam Frameと合わせてValveが次々に展開するとしたら、PC周辺機器の地図が少し変わってくる予感があります。

なぜ流行っているのか?

Steam Controllerが2026年5月4日にトレンド入りした直接の原因は、当日が発売日だったことです。ValveはSteamというプラットフォームで世界最大のPCゲーム市場を持ちながら、ハードウェアでの存在感は長らく薄かった。2022年のSteam Deck以来、約4年ぶりの新製品発表は、日本を含む世界のゲームコミュニティで高い注目を集めました。さらに近年、ゲームパッドのスティックドリフト問題がSNSで話題になり続けていたことも背景にあります。「ドリフトしないコントローラー」を求める声が高まっていたところに、TMR磁気スティック搭載のSteam Controllerが登場したため、Xを中心にゲーマーの反応が一気に広がりました。

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この記事の根拠

一次ソース 2件エビデンス 2件参考資料 2件

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本記事に記載した主要な事実を確認しました。日本向け価格17,800円(税込)はファミ通・Game*Spark・doope.jpが一致して報道。米国価格99ドルはVideoCardz.com・Tom's Guideほか複数の英語メディアが確認。発売日(太平洋時間5月4日)はMSN・dlcompare・saiganak.comなどが一致。初代Steam Controllerの廃番(2019年)はValve公式発表に基づく。TMR(Tunnel Magnetoresistance)方式の採用はファミ通・ゲームメーカーズが報道。Steam Controllerが2025年11月のSteamハードウェアファミリー発表の一部である点はfamitsu.com(2025年11月報道)が確認済みです。

出典・参考リンク