なんで新型ロマンスカーは白から水色に変わったの? 2029年3月の小田急80000形、展望席と7両の答え

なんで新型ロマンスカーは白から水色に変わったの? 2029年3月の小田急80000形、展望席と7両の答え

10-20代向け
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この記事のポイント

  • 2029年3月、小田急に新型ロマンスカー80000形が登場する
  • なんで白から水色になったの? 展望席はどう変わる? 7両しかない理由まで、中学生にもわかる形でひもとく

2029年3月、小田急に新しい特急列車が登場する。 名前は「80000形」。 その色が、なんと水色なんだ。

  • 2029年3月デビューの新型ロマンスカーは「80000形」
  • 車体カラーは「淡い水色」、コンセプトは「きらめき走れ、ロマンスカー」
  • 展望席と運転席が「雫型の曲面ガラス」で一体化する
  • 7両編成は箱根湯本駅のホーム長が決めた
  • 引退したVSEは今、海老名のミュージアムで見られる

白いロマンスカーが消えた日から、水色が来るまで

小田急の顔といえばロマンスカー。 その中でも特に人気だったのが、白いボディの「VSE(50000形)」だ。 VSEは2023年3月に現役を退いた。 「次の車両はどんなデザインになるの?」——そんな声が鉄道ファンの間で2年以上続いていた。

その答えが出たのは2025年11月17日。 小田急は車両形式を「80000形」と発表した。 デビューは2029年3月、色は「淡い水色」だ。 SNSには「え、白じゃないの?」「これはこれでかわいい」という投稿があふれた。

さらに2026年3月、引退したVSEが海老名のロマンスカーミュージアムに展示された。 5月10日には乗務員体験イベントも開かれ、それが今週のトレンドの火種になった形だ。

次のセクションでは、なぜ「水色」が選ばれたのかを見ていこう。

なんで水色なの? 「きらめき走れ」に込めた理由

開発コンセプトは「きらめき走れ、ロマンスカー」。 この言葉の背景には、沿線の風景がある。

小田急の沿線には多摩川・芦ノ湖・相模湾といった水の景色が多い。 「水面がきらめくように、乗るたびに心が動く列車にしたい」——その思いが、水色のボディに込められている。 デザインを担当したのはCOA一級建築士事務所だ。

車体の側面には「ゆらぎ」と呼ばれる曲線が入る。 水面の波紋をそのまま鉄に刻んだようなデザインだ。 そして車両と車両のつなぎ目には、伝統の「バーミリオンオレンジ」が残る。

新しくなっても、ロマンスカーらしさは消えない。 では、あの「先頭の特別な席」はどうなるのか。

展望席は残るの? "雫ガラス"が作る先頭の眺め

ロマンスカーの最大の特徴といえば「展望席」。 先頭車両の一番前、大きなガラス越しに線路が続く特別な席のことだ。 80000形でも、この展望席はちゃんと残る。

しかも今度はひと味違う。 展望席と運転席が、「雫のような大型の曲面ガラス」で一体的に包まれるんだ。 水滴が丸く膨らむ形を想起させるガラスが、先頭全体をすっぽり覆う設計だ。

座席の種別は複数が用意される予定だが、詳細はまだ発表されていない。 車両製造は日本車輌製造が担当する。

「でも7両って、なんか少なくない?」——次はその疑問に答えよう。

7両しかないのはなぜ? 箱根湯本が決めた

前の世代のEXE(30000形)は10両編成だった。 なのに80000形は7両だ。

理由は、終点の箱根湯本駅にある。 同駅のホーム有効長は、20メートル級の車両で「7両分」しかないんだ。 8両以上の列車は物理的に入れない。

旧EXEは小田原駅で前後を切り離し、箱根区間は6両だけで走っていた。 80000形は7両のまま切り離しなしで直通する形だ。

小田急は「投資効果を定量・定性の両面から検討し、7両が最適」と説明している。 座席数は減るが、切り離し作業がなくなる分、運用がシンプルになる。

引退したVSEは今どこにいるのか——次で紹介しよう。

引退したVSEは今、ミュージアムにいる

2023年に現役を退いたVSEは、解体されていない。 2026年3月19日から、海老名のロマンスカーミュージアムに展示されている。

展示されているのは先頭車両(10号車)で、展望席と運転室を間近に見られる。 真っ白に塗り直されたボディが、ミュージアムの照明に映えている。

5月10日には「乗務員体験ツアー」も開かれた。 5名1組で車掌室に入り、アナウンスやドア開閉を実際に体験できるイベントだ。 このイベントがSNSで拡散し、新型ロマンスカー80000形への関心も同時に高まった。

新型ロマンスカーについてよく聞かれること

Q. ロマンスカーに乗るにはどのくらいお金がかかるの?

現在の特急ロマンスカーは、乗車券に加えて特急券(座席指定料金)が必要です。 新宿から箱根湯本まで、特急料金は座席種別・時期によって変動します。 80000形デビュー後の詳細は未発表なので、公式サイトを確認するのがおすすめです。

Q. 箱根のどこまで行くの?

小田急新宿駅を出発し、箱根登山鉄道に乗り入れて箱根湯本駅まで直通で走ります。 箱根湯本からさらに登山鉄道に乗り換えると、強羅や彫刻の森にもアクセスできます。

Q. 外国人観光客にも人気なの?

とても人気があります。 展望席から富士山が見える区間は、海外旅行者の間でSNS映えスポットとして知られています。 近年はインバウンド観光客の増加もあり、ロマンスカーの予約が取りにくい日も増えています。

Q. ロマンスカーミュージアムはどこにあるの?

神奈川県海老名市にあり、小田急海老名駅の改札からすぐ隣の場所です。 歴代のロマンスカーが展示されており、2026年3月からVSEも加わりました。

Q. 80000形は今後何本製造されるの?

製造本数は2026年5月時点でまだ発表されていません。 置き換え対象のEXE(30000形)は現在4本が在籍しているため、それに合わせた本数が順次製造される見込みです。

水色が走る日まで——80000形が運ぶ「次の100年」

新型ロマンスカー80000形は、外見は大きく変わっても、魂は変わらない列車だ。 水色のボディも、雫型のガラスも、白いVSEとは全く違う。 でも展望席は残り、箱根への直通も続く。

デビューは2029年3月。 今から3年近くあるが、その間に海老名でVSEを見ておくのも悪くない。 「あの白い電車の次が、水色でくる」——その物語は、もう始まっている。

なぜ流行っているのか?

新型ロマンスカー80000形がトレンド入りした直接のきっかけは、2026年5月10日にロマンスカーミュージアムで開かれた「VSE乗務員体験イベント」だ。2023年に引退した白いロマンスカーVSEが今年3月から海老名のミュージアムに展示されており、5月の体験イベントで参加者のSNS投稿が急増。「白いロマンスカーが間近で見られる」という投稿が拡散し、同時に「次はどんな車両になるの?」という関心が80000形へと向かった。ロマンスカーはもともと昭和世代から鉄道ファンまで幅広い支持層を持つ。さらに国内旅行・日帰り旅行の再評価が進む中で、箱根行き観光列車の象徴であるロマンスカーへの注目が高まっている。2029年3月のデビューまで3年近くあるにもかかわらず、今からこれほどの関心を集めるのは、鉄道デザインが持つ「見せる」力の証明でもある。

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この記事の根拠

一次ソース 1件エビデンス 1件参考資料 3件

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主要事実の確認結果: 80000形のデビューは2029年3月(小田急電鉄公式発表、2025年11月17日)。車体カラーは「淡い水色」+バーミリオンオレンジ(同上)。7両編成の理由は箱根湯本駅ホーム有効長の制約(20メートル級7両分)、出典: 鉄道コムコラム。設計着手は2024年9月。VSEのロマンスカーミュージアム展示開始は2026年3月19日(鉄道コムイベント情報)。VSE乗務員体験イベントは2026年5月10日(鉄道コムイベント情報)。デザイン担当はCOA一級建築士事務所、製造は日本車輌製造(小田急公式)。

出典・参考リンク