なぜ東洋大は箱根駅伝予選会で1位通過したのか、法政大・専修大の返り咲きと国士舘大との1分46秒差

なぜ東洋大は箱根駅伝予選会で1位通過したのか、法政大・専修大の返り咲きと国士舘大との1分46秒差

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この記事のポイント

  • 箱根駅伝予選会は東洋大が10時間31分30秒で1位通過
  • 法政大と専修大が本戦に返り咲き、11位の国士舘大とは1分46秒差だった
  • 通過10校のタイムと個人成績から明暗を読む

2026年10月17日、第103回箱根駅伝予選会が陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までで行われた。東洋大が10時間31分30秒で1位となり、本戦に進む10校が決まった。法政大と専修大の返り咲きと、11位の国士舘大との1分46秒差が論点になっている。

なぜ東洋大は予選会を1位で通過できたのか。そして10位の法政大と11位の国士舘大を分けたものは何だったのか。この問いを、公表された数字から読み解く。

  • 東洋大は10時間31分30秒で1位通過し、2位の中央学院大とは2分1秒差だった
  • 通過10校は東洋大・中央学院大・東海大・専修大・東京農業大・山梨学院大・大東文化大・神奈川大・日本体育大・法政大である
  • 10位の法政大と11位の国士舘大の差は1分46秒で、1人あたり約10.6秒にあたる
  • 法政大は前回10位と17秒差の11位で落選し、今回は2年ぶりに本戦へ戻った
  • 本戦は2027年1月2日・3日で、シード10校と通過10校に関東学生連合を加えた21チームが走る

東洋大の1位を支えた数字

東洋大の10時間31分30秒は、45校の中で唯一10時間32分を切った記録である。2位の中央学院大は10時間33分31秒で、差は2分1秒あった。東洋大の酒井監督は「本日がスタート」と語ったと報じられている。

個人では、東洋大の宮崎優(3年)が1時間1分5秒で全体4位に入り、日本人トップだった。この記録は、2022年に塩尻和也(順天堂大)が出した1時間2分22秒を上回る日本人最速タイムと伝えられている。エースが前を走り、10人の合計も崩れなかった形だ。

報道で確認できたのは、こうした結果の数字までである。チーム内の練習方針や選手ごとの調整については、今回の報道では詳しく触れられていない。そのため、勝因を断定することは避ける。次に、予選会の順位が決まる仕組みを見る。

順位を決める合計10人の総力

予選会は、各校の上位10人のタイムを合計して順位を決める。エントリーは10〜16人、実際に走れるのは10〜12人である。個人で1位になっても、チームの順位には1人分としてしか効かない。

実際に、個人1位は山梨学院大のブライアン・キピエゴ(4年)で、タイムは1時間0分48秒だった。山梨学院大はチームとしては6位で、通過はしたが1位ではない。個人の速さより、10人目までの層の厚さが問われる。

この仕組みを踏まえると、通過ラインの争いは1人あたりの小さな差の積み重ねになる。次は、返り咲いた2校の走りを見る。

専大と法大が戻れた展開

専修大は10時間33分42秒で4位だった。3位の東海大とはわずか1秒差である。10kmの通過順位では1位に立っており、前半から先頭集団で勝負した形だと分かる。2年ぶり73度目の本戦出場となった。

法政大は10時間40分8秒で10位に入り、2年ぶり86度目の出場を決めた。5kmごとの通過順位を見ると、10kmで14位、15kmで11位と、通過圏の外にいた時間が長い。それでも終盤に順位を上げ、10位に滑り込んだ。

前回の法政大は、10位の立教大と17秒差の11位で落選した。主力の一部が出場できなかったことも当時報じられている。今回の10位通過は、その悔しさを晴らす結果になった。

国士舘大との1分46秒差の重み

11位の国士舘大は10時間41分54秒で、10位の法政大との差は1分46秒だった。10人で割ると1人あたり約10.6秒である。1kmあたりに直すと約0.5秒で、数十メートルの差にすぎない。前回の法政大は17秒差だったので、1人あたりでは約1.7秒だった。

差の中身は、報道されている数字だけでは分からない。国士舘大の選手が涙を見せたと伝えられているが、どの選手のどの区間で差がついたかは、今回の報道では確認できなかった。そのため、本記事では差の大きさだけを示す。

なお、9位の日本体育大は10時間39分52秒で、法政大とは16秒差だった。日体大は79年連続の出場となった。10位の争いは、上位校と下位校の間に大きな溝がある一方で、境目の数十秒が運命を分けた構図である。

予選会の結果が本戦に与える意味

予選会の通過10校は、前回大会までの成績で決まるシード10校(青山学院大・国学院大・順天堂大・早稲田大・中央大・駒澤大・城西大・創価大・帝京大・日本大)と合流する。そこに関東学生連合が加わり、本戦は21チームで争われる。

12位の武蔵野学院大は全学生約400人の小規模大学で、通過まであと一歩だった。13位の立教大は連続出場が4年で止まり、14位の明治大は3年連続で本戦を逃した。1分46秒の外側にも、それぞれの事情がある。

通過の明暗は数十秒の積み重ね

東洋大の1位は、エースの記録と合計の安定が重なった結果である。専修大と法政大の返り咲きと、国士舘大の予選落ちを分けたのは、10人合計での1分46秒だった。この差は1人あたり約10.6秒で、予選会が全員の積み重ねで決まる競技であることを示している。

よくある質問

Q. 箱根駅伝予選会の通過10校はどこか。

東洋大、中央学院大、東海大、専修大、東京農業大、山梨学院大、大東文化大、神奈川大、日本体育大、法政大の10校である。順位はこの並びのとおりで、東洋大が10時間31分30秒でトップだった。

Q. 箱根駅伝の本戦はいつ行われ、何チームが走るのか。

本戦は2027年1月2日と3日に行われる。シード10校、予選会通過10校、関東学生連合の計21チームが出場する。

Q. 国士舘大はなぜ本戦に出られないのか。

予選会で11位となり、通過ラインの10位に1分46秒届かなかったためである。ただし関東学生連合には、予選会11〜20位の大学から各1人が選ばれる仕組みがある。

Q. 予選会の順位はどう決まるのか。

各校の上位10人のタイムの合計で決まる。距離は21.0975kmで、各校は10〜12人が走れる。個人の順位は、チーム順位には1人分としてだけ反映される。

Q. 個人で最も速かったのは誰か。

山梨学院大のブライアン・キピエゴ(4年)で、1時間0分48秒だった。日本人トップは東洋大の宮崎優(3年)で、1時間1分5秒の4位である。

Q. 法政大は前回どのくらいの差で落選したのか。

前回の第102回予選会では、10位の立教大と17秒差の11位だった。今回は10位で、2年ぶりに本戦へ戻った。

なぜ流行っているのか?

第103回予選会の結果が出た当日に、東洋大の1位通過、法政大・専修大の返り咲き、国士舘大の予選落ちが同時に注目された。タイミング面では、本戦出場21校が決まる節目で、結果速報が一斉に出る日だった。社会的な要因としては、1分46秒という小さな差で明暗が分かれる劇的さがある。心理的には、前回17秒差で落選した法政大が戻ったという物語性が、共感を集めやすい。さらに、山梨学院大や武蔵野学院大の関連語も同時に検索され、個人の記録と小規模大学の健闘が話題を広げた。

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この記事の根拠

エビデンス 4件参考資料 1件

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通過10校の順位・タイム、国士舘大との1分46秒差、個人上位の記録は、THE ANSWER・共同通信・スポニチの報道で一致を確認した。法政大の前回17秒差はTHE ANSWERで確認。東洋大の勝因や国士舘大の差の内訳は報道で確認できないため断定していない。

出典・参考リンク