ハキミはなぜ5得点すべてに絡めた?右SBがル・アーヴル戦で3ゴール2アシスト、キャリア初ハットトリックの理由

ハキミはなぜ5得点すべてに絡めた?右SBがル・アーヴル戦で3ゴール2アシスト、キャリア初ハットトリックの理由

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この記事のポイント

  • PSGがル・アーヴルに5-1で逆転勝ちした一戦で、右SBのハキミは3ゴール2アシストと全得点に関与した
  • エリア内への走り込み、直接FK、カウンターの起点という3つの形から理由を読む

2026年10月30日、リーグ・アン第9節でPSGがル・アーヴルに5-1で勝った。右サイドバックのハキミは3ゴール2アシストを記録した。守備の選手が全5得点に絡んだ点が話題になっている。

サイドバックは本来、守備を受け持つ位置だ。そのアシュラフ・ハキミが、なぜ1試合で5得点すべてに関与できたのか。

  • PSGはル・アーヴルに先制されたが、5-1で逆転勝ちした
  • ハキミは28分・55分・69分に得点し、2アシストも記録した
  • 得点の形はエリア内への走り込み、直接FK、カウンターの3つだった
  • デンベレとクヴァラツヘリアは負傷で欠場し、主力の多くも休んだ
  • 主将のハキミにとって、これがキャリア初のハットトリックだ

主力不在で組んだPSGの布陣

試合はル・アーヴルの本拠地、スタッド・オセアンで行われた。PSGは首位でこの第9節を迎えた。一方のル・アーヴルは開幕から勝ちがなく、勝ち点2で最下位だった(ブラジルのGazeta Esportiva)。

この日のPSGは、いつもの顔ぶれではなかった。ルーマニアのAntena Sportによると、ウスマン・デンベレとフビチャ・クヴァラツヘリアは負傷で欠場した。デジレ・ドゥエはベンチスタートで、ヴィティーニャやジョアン・ネヴェスらも出場しなかった。次の試合は、11月3日のチャンピオンズリーグ・ビジャレアル戦だ。

ルイス・エンリケ監督は、控え中心の布陣を組んだ。仏サポーターサイトのCanal Supportersが伝えた先発では、右サイドバックにハキミが入った。主将としてチームを率いたのもハキミだった。前線はフェラン・トーレス、ミカ・ゴッツ、マグネス・アクリウシュの3人だ。

攻撃の主役2人を欠いた試合で、だれが点を取るのか。その答えは、意外な位置から出てきた。

5得点を時系列でたどる

先に点を取ったのはル・アーヴルだった。18分、ラヤン・フォファナのパスからジョシュ・マジャが決めた。

PSGの反撃は26分に始まる。リュカ・エルナンデスのロングボールをハキミが受け、ゴッツに渡して同点とした。その2分後の28分、セニー・マユルのパスで裏へ抜けたハキミが、ニアサイドへ打ち込んだ。このゴールはVAR(ビデオ判定)の確認を経て認められた。

PSGの公式Xは29分、VARの確認後にゴールが認められたと投稿した。「主将はもう得点とアシストを記録した」と、前半の活躍を伝えている。

後半もハキミは止まらない。55分、アクリウシュが得たフリーキックを直接決めた。62分には、ハキミのパスで始まったカウンターからマユルが抜け出し、4点目を奪った。そして69分、ゴッツが左からクロスを送り、ファーサイドのハキミが押し込んだ。ハキミは直後の70分に交代している(Canal Supporters、Tribuna)。

数字を並べると、PSGの5点はすべてハキミの得点かアシストだ。では、なぜ右サイドバックにこれができたのか。

右SBが5得点に絡めた3つの形

5つの得点を見ると、ハキミは3つの違う形で関わっている。

1つ目は、ペナルティエリアの中まで走り込む動きだ。同点の場面では、エリア内でボールを受けてゴッツに折り返した(Gazeta Esportiva)。28分のゴールも、最終ラインの裏へ抜けて決めたものだ。69分のゴールでは、逆サイドからのクロスにファーまで詰めていた。右サイドバックが、ゴール前で点取り屋の位置にいたことになる。

2つ目は、セットプレーのキッカーとしての役割だ。55分のゴールは、エリアのすぐ外からの直接フリーキックだった。Canal Supportersは、空いている側へ曲げて決めたと伝えている。

3つ目は、カウンターの起点になったことだ。62分のマユルの得点は、ハキミのパスから始まった速攻だった(Gazeta Esportiva)。ル・アーヴルは後半、枠内シュートを1本も打てなかった(VAVEL)。PSGは守ってから速く攻める形で、点差を広げた。

Antena Sportは、デンベレとクヴァラツヘリアを欠いたPSGが、ハキミという得点源を見つけたと書いた。前線の選手が担う仕事を、この日は主将がまとめて引き受けた形だ。それでも、守備をおろそかにしたわけではない。仏ファンサイトのParisFansは、ハキミに10点満点で9点をつけ、守備の役目も怠らなかったと評した。

この3つの形がそろったことが、全得点への関与につながった。では、この記録はハキミにとってどんな意味を持つのか。

初ハットトリックが持つ意味

ハキミは27歳で、レアル・マドリード、ドルトムント、インテルでもプレーしてきた。スペインの365Scoresによると、これまで1試合2得点はあったが、3得点は一度もなかった。ポーランドのMeczykiやAntena Sportも、キャリア初のハットトリックと伝えている。

勝ったPSGは首位を守った。Gazeta Esportivaによると、勝ち点は20になった。同じ日にニースに敗れた2位レンヌとの差は、4に広がった。主力を休ませながら勝ち点3を取れたことは、チームにとっても大きい。

SNSでは、サイドバックが全得点に絡んだことに驚く声が多い。欧州では同じ時期、バルセロナのラ・リーガ開幕9連勝のように、チーム全体の得点力が目立つクラブもある。それと比べると、1人に得点がここまで集まった今回の試合の珍しさがよくわかる。

ここからは、読者が気になりそうな点を質問の形で整理する。

ハキミの5得点関与でよくある疑問

Q. ハキミのハットトリックはキャリア初なのか?

初めてだ。スペインの365Scoresによると、ハキミはレアル・マドリード、ドルトムント、インテル、PSGで1試合2得点はあったが、3得点はなかった。ル・アーヴル戦が自身初のハットトリックになった。

Q. ル・アーヴル戦でハキミが決めた3点はどんなゴールか?

3点とも形が違う。28分はマユルのスルーパスで裏へ抜けて決めた。55分はエリアのすぐ外からの直接フリーキック、69分はゴッツのクロスをファーサイドで押し込んだ。

Q. ハキミの2アシストはどの得点か?

26分のゴッツの同点ゴールと、62分のマユルの4点目だ。同点ゴールはエリア内で受けたボールの折り返しで、4点目はハキミのパスから始まったカウンターだった。

Q. なぜデンベレやクヴァラツヘリアは出場しなかったのか?

2人は負傷で欠場した。ヴィティーニャやジョアン・ネヴェスらも出場せず、PSGは11月3日のチャンピオンズリーグ・ビジャレアル戦を前に、控え中心の布陣で臨んだ。

Q. この勝利でリーグ・アンの順位はどうなったのか?

PSGは首位を守り、勝ち点を20に伸ばした。同じ日に2位レンヌが敗れたため、差は4に広がった。ル・アーヴルは勝ち点2のまま最下位だ。

Q. ハキミは試合の最後までプレーしたのか?

最後まではプレーしていない。3点目を決めた直後の70分に交代し、17歳のダヴィド・ボリが入った。

全得点関与を生んだのは役割の広さ

ハキミが5得点すべてに絡めたのは、1つの武器だけによるものではない。エリア内への走り込み、直接フリーキック、カウンターの起点という3つの役割を、1試合で全部こなした。そこに、デンベレとクヴァラツヘリアの負傷欠場と、主将として攻撃の中心を任された状況が重なった。

次は11月3日、チャンピオンズリーグのビジャレアル戦だ。主力が戻る試合で、ハキミがどの役割を担うのかが見どころになる。

なぜ流行っているのか?

ハキミが話題になったのは、試合が金曜夜(日本時間では31日未明)に行われ、朝の時点で結果が広まったためだ。右サイドバックが3ゴール2アシストで全5得点に関与するのは珍しく、ポジションと数字の意外さが関心を集めた。キャリア初のハットトリックという節目も重なった。さらに、デンベレとクヴァラツヘリアが負傷で欠場し、控え中心の布陣だったことが「主力不在でも勝てるPSG」という見方を生んだ。11月3日のチャンピオンズリーグ・ビジャレアル戦を前に、主将の好調ぶりが注目されている。

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この記事の根拠

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出来事(2026年10月30日リーグ・アン第9節、ル・アーヴル1-5PSG、ハキミの3ゴール2アシスト)は、PSG公式Xの投稿(29分のゴール判定)と、Gazeta Esportiva・Meczyki・Antena Sportなどの報道で確認した。得点時間はTribuna・VAVEL・Canal Supportersで照合し、マユルの得点はMeczykiのみ57分頃とするが、他3媒体の62分を採用した。キャリア初のハットトリックは365Scores・Meczyki・Antena Sportの記述に基づく。今季の過去の得点数は報道で確認できなかったため書いていない。

出典・参考リンク