クラフトピアはなぜ6年間も完成しなかったの? パルワールドで話題のポケットペアが2027年に正式版をリリースする理由
この記事のポイント
- クラフトピアがやっと正式版になるって聞いたけど、なんで6年もかかったの? パルワールドで有名なポケットペアの歩みと、2027年リリースの舞台裏をひもとく
目次
クラフトピアって、6年間ずっと「途中」だったって知ってた?
今日、早期アクセス開始からちょうど6年。2027年についに正式版(v1.0)が完成することが発表されました。「なんで今になって?」と思った人のために、6年間の舞台裏を整理します。
- 2020年9月4日に「早期アクセス版」として発売スタート。6年後の今日、正式版(v1.0)が2027年にリリースされることが決まった
- 開発元のポケットペアは『パルワールド』も作ったスタジオ。ただし、2つのゲームは完全に別チームが担当している
- 「放置されてた」と言われていたのは、2024年のパルワールド大ヒット後に話題が集中しすぎたから
- 今日(9月4日)から9月8日まで、Steamで40%OFFセール中(通常1,680円 → 1,008円)
- Steam全体レビューは「賛否両論」。正式版では品質改善を最優先にすると開発元が宣言している
クラフトピアって、どんなゲームなの?
一言で説明すると、「いろんなゲームのいいとこ取りをした国産オープンワールドゲーム」です。
ゼルダの伝説みたいに広い世界を冒険できて、マインクラフトみたいに建物が自由に作れます。さらに農業や牧畜もできるし、モンスターをペット化して仲間にしたり、工場みたいな生産ラインを自動で動かしたりもできます。最大4人でのマルチプレイにも対応しています。
「なんでもできる」というのが最大の売りで、狩猟・農業・建築・錬金術・自動化など、好きな遊び方を自由に組み合わせて楽しめます。
2020年の発売から2022年にかけて累計50万本以上を売り上げ、国産インディーゲームとしては大きな注目を集めました。
このゲームを作ったのはポケットペアという日本のゲームスタジオです。みんなも知ってるかもしれない『パルワールド』と同じ会社が作っています。
次のセクションでは、そのポケットペアがなぜ6年間もゲームを完成させられなかったのかを見ていきます。
なぜ6年間も「途中版」のままだったの?
正直に言うと、理由は1つじゃありません。いくつかの出来事が重なりました。
まず「早期アクセス(つまり、完成前のゲームを先に安く買える仕組みのこと)」を知っておく必要があります。クラフトピアは2020年9月4日にこの仕組みで発売スタートしました。
最初の数年は順調でした。遊べる要素がどんどん増えて、ファンも増えていきました。でも2023年、大きな分岐点が訪れます。
開発チームはゲームの世界の構造を根本から作り直すことを決断しました。それまでは島が分かれていたのを、ひとつにつながった広い世界に変える大改造です。これが想定より何倍も時間のかかる作業になりました。
2024年1月、さらに状況が変わります。同じポケットペアが作った『パルワールド』が世界的な大ヒットを記録しました。話題がパルワールドに集中して、クラフトピアの存在は一気に影が薄くなったんです。
SNSやYouTubeで「クラフトピアって放置されてるよね?」という声が増えたのはこの頃からです。ポケットペア自身も後に「情報の発信が十分でなかった」と認めています。
Steamの直近レビューは33%しか肯定的な評価がついていない状態にまでなりました。
それでも開発は続いていました。次でその理由を見ます。
パルワールドが大ヒットして、クラフトピアはどうなった?
「パルワールドが売れたから、クラフトピアの開発者がそっちに引き抜かれたんじゃないの?」と思った人もいるかもしれません。
でも実際は、逆の結果になりました。
ポケットペアには最初から、クラフトピア担当チームとパルワールド担当チームが分かれていました。パルワールドが3〜4人で動き始めた頃も、クラフトピアの開発は別の人たちが続けていたんです。
2024年にパルワールドが大ヒットしたことで、ポケットペア全体の収益が大きく伸びました。会社が成長して、クラフトピアにまわせるリソースも増えていきました。
ポケットペアはこう話しています。「クラフトピアがなければ、今のポケットペアはなかった。パルワールドも生まれていなかったと言っても過言ではない。」
クラフトピアが売れたお金がポケットペアを育てて、パルワールドが生まれた。そしてパルワールドの成功がクラフトピアの完成を後押しする——という流れが生まれていたんです。
クラスで一人が話題を作って、それがまた最初の人に返ってくるような感じで、1本のゲームが会社全体をつないでいました。
この流れが、今日の発表につながります。
6周年の今日、正式版2027年リリースが決まった
2026年9月4日、クラフトピア早期アクセス開始からちょうど6年。ポケットペアは2つの発表をしました。
1つ目は、6周年記念の小さなアップデートです。「モノ」をテーマにした新しい装飾アイテム(ランタン・バナー・街灯など6色バリエーション)が追加されました。Steamでは9月8日まで40%OFFのセールも始まっています。
2つ目が本命の発表です。2027年に正式版(v1.0)をリリースすると正式に宣言しました。
正式版で何が変わるかについて、ポケットペアははっきり説明しています。「新しいコンテンツを大量追加するより、6年分の技術的な問題を解消して、ゲーム全体の品質を底上げすることを最優先にする。」
言いかえると、「やっと完成品を届ける準備が整った」ということです。
なお、Xbox Oneへの対応は「満足できる動作性能が実現できない」として終了することも発表されました。Xbox Series X|SとPC版は正式版でも継続します。
今からやり始めるのは遅くない?
「正式版を待ったほうがいいの?」と迷っている人へ。
今の早期アクセス版でも、十分な量のコンテンツが遊べます。6年分の積み重ねで、ゲームの土台はしっかりできています。
9月8日まで、Steamで40%OFFセール中。通常1,680円が1,008円で買えます。1,000円ちょっとで広大なオープンワールドを試せると考えると、コスパはかなり良いです。
ただし、現在のSteam直近レビューは「やや不評」(33%陽性)という点は知っておいたほうがいいです。バグや品質面で不満を持つプレイヤーが多い状態です。品質改善は2027年の正式版に向けて行われる予定なので、完成度を重視するなら正式版まで待つ選択肢もあります。
友だちと一緒にマルチで遊ぶ予定があるなら、セール中に試してみるのもひとつの方法です。
よく聞かれる疑問に答えるよ
Q. クラフトピアとパルワールドって何が違うの?
クラフトピアは「なんでもできるオープンワールド」が基本コンセプトです。パルワールドはモンスター捕獲と戦闘・工場運営に特化した設計で、クラフトピアよりも目的が明確です。同じポケットペアが作っていますが、ゲームの方向性はかなり違います。クラフトピアのほうが自由度が高く、パルワールドのほうが分かりやすい目標があります。
Q. 早期アクセスって何?
「未完成のゲームを先に買えるシステム」です。Steamというゲームプラットフォームにある仕組みで、開発費を集めながら少しずつゲームを完成させていきます。クラフトピアは6年間この状態でしたが、2027年に完成版(v1.0)としてリリースされる予定です。
Q. 正式版(v1.0)はいつ出るの?
2027年リリース予定と発表されています。具体的な月日は現時点では非公開です。
Q. Switchでも遊べるの?
現時点ではNintendo Switch版は発売されていません。対応プラットフォームはPC(Steam・Microsoft Store)とXbox Series X|Sです。Xbox One版の正式版対応は2026年9月4日の発表で終了が決まりました。
Q. なんでSteamのレビューが「賛否両論」なの?
6年間のアップデートの中で、2023年の大規模な作り直し後にバグや不安定な動作が増えたことが主な原因です。直近のレビューは33%陽性と厳しい状態ですが、ポケットペアは正式版でこの問題を解消することを最優先と宣言しています。
Q. 1人でも楽しめる?
楽しめます。ただ、建築や農業・自動化システムをとことんやり込むタイプのゲームなので、自分でやることを見つけていくプレイスタイルが好きな人向けです。明確なストーリーや一本道の目標を求める人には向いていない面もあります。
6年間の積み重ねが、2027年に形になる
クラフトピアが6年間「途中版」だった理由は、ゲームの構造を根本から作り直す決断をしたこと、パルワールドに話題が集中して情報発信が止まったこと、そしてゲーム開発そのものの複雑さにあります。
「放置されてた」わけではなく、ポケットペアはずっと開発を続けていました。
今日、6周年という節目に正式版リリースを宣言しました。2027年、6年間の積み重ねがひとつの答えを出す予定です。
クラフトピアがなければパルワールドも生まれなかったと言われるこのゲームの完成を、これからも見届けましょう。
なぜ流行っているのか?
クラフトピアが2026年9月4日にトレンド入りした理由は、同日の6周年記念アップデート配信と2027年正式版(v1.0)リリースの正式発表が重なったからです。ポケットペアは『パルワールド』大ヒット後に開発リソースが増加し、6年間の早期アクセス期間に終止符を打つ準備が整いました。直近レビューが「やや不評」だった状況での正式版宣言は、ファンにとって待望のニュースで、SteamのセールとともにXトレンド入りしました。
この記事の根拠
一次ソース 2件エビデンス 1件参考資料 2件
ファクトチェック結果を確認する
2026年9月4日のポケットペア公式プレスリリース(PR TIMES)およびAUTOMATON・Game*Sparkの報道を確認。クラフトピアのSteam早期アクセス開始日は2020年9月4日(6周年)。累計50万本突破は2020年12月の公式発表。v1.0正式版の2027年リリースと6周年アップデート内容、Xbox One版終了はすべて公式発表に基づきます。Steam価格(1,680円・40%OFF)はSteamストアページで確認。現在のレビュー評価(全体66%陽性・直近33%)はSteamレビュー集計より。パルワールドとの関係(別チーム体制)はポケットペア公式声明に基づきます。