ZeeNuNewはなぜ日本でこんなに人気なの? NuNew 25歳バースデーが証明した「タイドラマ旋風」
この記事のポイント
- タイのZeeNuNewが2026年8月もXトレンドに入っている
- NuNew 25歳バースデーをきっかけに日本中のファンが動いた理由と、タイBLドラマが日本で広まった3年間をひもとく
目次
2026年8月1日、日本のXを開いたら「ZeeNuNew」がトレンドに入っていました。 タイの俳優ペアが、なぜ日本でこんなに話題になり続けるの?
- NuNewの25歳バースデー(7月25日)が今週のXトレンドの直接のきっかけで、1週間たっても盛り上がっている
- ZeeNuNewは2022年のドラマ「Cutie Pie」で日本のファンに火がついたタイ人俳優コンビ
- 公式ファン名「ZonZon」のコアファンは年間16万円以上を推し活に使うほど熱い
- タイ政府がBLドラマを国の"ソフトパワー"として公式支援中、GMMTVは2026年に34作品を制作予定
- NuNewはソニーミュージックから日本語シングル「First Date at Shibuya」をリリース済み
ZeeNuNewって、タイのどんな俳優ペアなの?
2022年、タイ発のドラマが日本で一気に話題になりました。 タイトルは「Cutie Pie(キューティーパイ)」。 家同士で結婚を約束させられた2人の男性のラブロマンスを描いた作品です。
主演を務めたのが**Zee(シー)とNuNew(ヌニュー)**の2人です。 Zeeはフルネームをプルックパーニット(Pruk Panich)といって、2026年現在33歳。 身長182cmで、演技とダンスどちらも得意です。 NuNewはチャワリン・プルートピリヤウォン(Chawarin Perdpiriyawong)、25歳です。 身長173cm、透き通るような歌声で知られています。
2人ともタイの芸能事務所「Domundi(ドムンディ)」に所属しています。 Domundiは、タイ最大の芸能グループ「GMM Grammy」のテレビ制作部門「GMMTV」の傘下です。 日本で言えば、大手芸能事務所のような立ち位置です。
「Cutie Pie」のヒット後、2人は映画「After Sundown」(2023年)や「The Next Prince Series」(2025〜2026年)と活躍の場を広げています。 2人の組み合わせを「ZeeNuNew(ジヌヌ)」と呼び、公式ファン名は「ZonZon(ゾンゾン)」です。 2026年4月には結成4周年のイベント「ZeeNuNew Gathering "STILL WITH YOU"」をバンコクで開催しました。
Cutie Pieがきっかけで日本のファンになった人が多いですが、なぜ4年後の今もトレンドに入り続けるのでしょうか。 次では、2026年8月の直接のきっかけを見ていきます。
NuNew 25歳・誕生日の1日で日本が動いた
今週のXトレンドの直接の引き金は、NuNewの誕生日です。 2026年7月25日がNuNewの25歳の誕生日でした。
バンコクの「MCC HALL」で「25 Happy NuNew Day」と題したバースデーイベントが行われました。 ZonZon公式アカウントが7月15日から無料席の登録受付を開始し、国内外のファンが集まりました。
上の投稿はZonZon公式による告知です。無料席と立ち見エリアを設け、世界中のファンが参加できる設計でした。
当日のXでは「#25HappyNuNewDay」「#NUNEW25thBDAY」というハッシュタグが世界中で飛び交いました。
この投稿は当日の盛り上がりをまとめたもので、NuNewが両親と参拝し、バースデーフォトを撮り、ファンと時間を過ごし、Zeeからサプライズプレゼントが届いた様子が記録されています。
誕生日から1週間たった8月1日の今もトレンドに入り続けているのは、「一斉盛り上げ文化」があるからです。 ファン同士が「この期間はタグをつけて投稿しよう」と事前に呼びかけ、世界中のZonZonが一斉に行動します。 文化祭の準備でクラス全員が一斉にポスターを貼り出すみたいなイメージです。
この誕生日の盛り上がりは表面的な理由ですが、根っこには何があるのでしょうか。 次では、3年間の戦略を見ていきます。
GMMTV×タイ政府が仕掛けた「日本攻略」の3年間
ZeeNuNewの日本人気は、偶然ではありません。 タイのエンタメ業界全体が、意図的に日本市場を開拓してきました。
まず、GMMTVは2026年だけで34作品を制作する計画を持っています。 そのうち21作品がBLもので、日本の視聴習慣に合わせたコンテンツを量産しています。
テレビ朝日とGMMTVはパートナーシップを結んでいます。 このつながりにより、タイドラマが日本の地上波や主要配信プラットフォームに乗りやすくなっています。 ZeeNuNew自身もテレビ朝日のインタビューに応じ、「国境を越えて日本のエンターテインメント市場に新しい流れを作りたい」と語っています。
さらに大きいのが、タイ政府の後押しです。 タイ政府はBL/GLドラマを「国家ソフトパワー(つまり、文化を使って国際的な影響力を持つ力のこと)」として公式に支援しています。 2025年10月には東京でビジネスマッチングイベントも開催されました。 ドラマを見た海外の人が「タイに行ってみたい」「タイのものを買いたい」と思うように設計された国家戦略です。
エンタメが観光や経済に直結している——これはK-POPを育てた韓国が最初に実践したことでもあります。 タイはその手法を参考にしながら、BLという独自ジャンルで世界市場を開こうとしているわけです。
では、こうした戦略を受け止めた日本のファンは、具体的にどんな動き方をしているのでしょうか。
日本ファン「ZonZon」が熱い3つのワケ
「なんで日本のファンがここまで熱いの?」という疑問には、3つの理由があります。
1つ目は、クージン文化のはまり込みやすさです。 タイでは「クージン(คู่จิ้น)」と呼ばれるファン文化があります。 ドラマで共演した2人がそのままペアとして活動し続けるスタイルです。 ZeeNuNewはその代表格で、K-POPのように個別のメンバー推しもできますが、2人セットで応援するスタイルが日本のファン文化にぴったりはまりました。
2つ目は、NuNewが日本語で歌っていることです。 NuNewはソニーミュージックレーベルズから日本語シングル「First Date at Shibuya」をリリースしています。 タイの俳優が日本語で渋谷を歌う——この「日本への歩み寄り」が、ファンとの距離を縮めました。 日本テレビプラスでのバラエティ「じぬぬのデートするる」への出演も知名度アップに貢献しています。
3つ目は、日本でのリアルイベントの多さです。 2024年9月には「ZeeNuNew 1st Fanmeeting in Japan FOREVER」が大阪Zepp Bayside(9月6日)と東京(9月8日)で開催されました(全席指定25,000円)。 2026年3月には「DMD WORLD IN JAPAN Start to Bloom」が東京豊洲PITで行われました。 2026年5月の代々木公園タイフェスティバル東京にも出演し、ファンへの丁寧な対応がSNSで話題になりました。
コアな日本ファンは年間16万円以上を推し活に使っているという調査結果もあります(BLマーケティング研究所, 2026年)。 チケット・グッズ・ライブ配信視聴料を合わせた数字です。
ZeeNuNewについて、よく聞かれること
Q. ZeeNuNewって本当にカップルなの?
2人は俳優として「クージン」の関係にあります。 ドラマ外でも2人で活動を続けていますが、プライベートな関係については公式には明かされていません。 ファンは「2人の仲の良さ」をエンタメとして楽しんでいる面が大きいです。
Q. BLドラマって、中学生も見ていいの?
BL(ボーイズラブ)は男性同士の恋愛を描いたジャンルです。 「Cutie Pie」はラブコメ寄りで過激な描写は少なめです。 ただ作品によって内容は違うので、最初は保護者と一緒に確認してみてください。 U-NEXT・FOD・Amazon Prime Videoなど各プラットフォームで配信されています。
Q. ZeeNuNewの作品はどこで見れるの?
「Cutie Pie Series」はU-NEXTで配信中です。 「The Next Prince Series」はFODとAmazon Prime Videoで視聴できます。 映画「After Sundown」はHuluやAmazon Prime Video、Blu-rayで見られます。
Q. タイドラマとK-POPは何が違うの?
K-POPは音楽・ダンス・ビジュアルが中心のアイドル文化です。 タイBLドラマは「ドラマのキャラが好きになり、俳優本人のファンになる」という入口が特徴です。 どちらも「推す」楽しさは似ていますが、物語から入るのがタイドラマ式です。
Q. これからもZeeNuNewは日本でイベントをやるの?
テレビ朝日とGMMTVのパートナーシップが続いており、新作ドラマの日本展開も予定されています。 NuNewは日本語楽曲を持っているため、音楽活動での来日も続くと思われます。 タイ政府の後押しもあり、2026年以降も日本での活動は増える流れです。
Q. GMMTVの他のアーティストも日本で人気があるの?
はい、ZeeNuNewと同じDomundi所属のアーティストも含め、GMMTVのタレントは複数の日本ファンを獲得しています。 2026年3月の「DMD WORLD IN JAPAN」にはZeeNuNew以外のGMMTV所属者も参加しました。
Q. NuNewの日本語シングルはどこで聴けるの?
「First Date at Shibuya」はSpotify・Apple Music・Amazon Musicなど主要な音楽ストリーミングサービスで配信されています。 Sony Music Labelsからのリリースのため、日本国内の配信も充実しています。
タイ発エンタメが国境を越えた本当の理由
ここまでの話を整理します。
ZeeNuNewが2026年8月もXのトレンドに入り続けているのは、3つの層が重なった結果です。
一番上の層は「NuNew 25歳バースデー」です。 世界中のZonZonが7月25日に一斉に動き、1週間後の今日もその余韻が続いています。
その下の層は「日本向けの積み重ね」です。 日本語シングル・テレビ朝日との連携・年1〜2回の来日イベント。 4年間の地道な活動が、日本のファンベースを厚くしました。
一番深い層は「タイ国家戦略」です。 GMMTVが毎年30作品超を制作し、タイ政府がBLドラマを国の看板コンテンツとして支援しています。 ドラマ→俳優→ファンミーティング→観光・商品購入という流れを国ぐるみで設計しているわけです。
2022年に「Cutie Pie」を見て好きになったファンが、2026年の今もZeeNuNewを追い続けているとしたら—— それは、タイが4年かけて丁寧に積み上げてきた努力の答えなんです。
なぜ流行っているのか?
ZeeNuNewが2026年8月1日のXでトレンド入りした直接のきっかけは、NuNew(チャワリン・プルートピリヤウォン)の25歳バースデー(7月25日)です。バンコクのMCC HALLで「25 Happy NuNew Day」イベントが開かれ、世界中のファン「ZonZon」が「#25HappyNuNewDay」タグで一斉に盛り上がりました。タイのBLドラマ業界はGMMTV(2026年34作品制作予定)を中心に急拡大中で、タイ政府もBL/GLドラマを国家ソフトパワーとして公式支援しています。テレビ朝日とGMMTVのパートナーシップにより日本での認知度はここ3年で大幅に上昇しました。NuNewのソニーミュージック日本語シングルや日本TV番組出演など日本市場への直接的な働きかけも功を奏しており、コアな日本ファンは年間16万円以上を推し活に使うほどの熱量でXトレンドを定期的に動かし続けています。
この記事の根拠
一次ソース 3件エビデンス 1件参考資料 3件
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ZeeはPruk Panich(1992年9月10日生、33歳)、NuNewはChawarin Perdpiriyawong(2001年7月25日生、25歳)、所属はDomundi(GMMTV傘下)。代表作「Cutie Pie Series」(2022年、U-NEXT配信確認済)、映画「After Sundown」(2023年)、「The Next Prince Series」(2025〜2026年、FOD・Amazon Prime配信)。公式ファン名ZonZon、4周年イベントは2026年4月にバンコク開催。NuNewの25歳バースデーは2026年7月25日(「25 Happy NuNew Day」@バンコクMCC HALL)はX投稿で確認済。ソニーミュージックレーベルズからの日本語シングル「First Date at Shibuya」はリリース確認済。GMMTV 2026年34作品制作はGMMTV公式発表。テレビ朝日×GMMTVパートナーシップはX上のインタビュー投稿で確認。タイ政府BLソフトパワー支援はタイ文化省関連政策に基づく(note.com/bl_marketing調査)。日本ファン年間16万円超はBLマーケティング研究所2026年調査データ。
出典・参考リンク
- [一次ソース]ZeeNuNew(ジヌヌ)所属俳優プロフィール!最新ドラマと日本ファン必見の活動まとめ
- [一次ソース]ZeeNunewほか出演!「DMD WORLD IN JAPAN Start to Bloom」日本公演が決定(2026/3/23)
- [一次ソース]NuNew 25th Birthday celebration on X (#25HappyNuNewDay)
- [エビデンス]タイBLがものすごく成長しているって知ってました?|BLマーケティング研究所
- [参考]2026年タイBLドラマ注目作品まとめ|GMMTV制作ドラマを解説 | アニメイトタイムズ
- [参考]ZeeNuNew(シー・ヌニュー)が「おじいちゃん、おばあちゃんになるまで」ファンへの愛を誓ったZonZon4周年イベント
- [参考]タイフェスティバル東京2026・ZeeNuNew出演レポート