なぜ仮面ライダーカブト20th主題歌「Pass the tofu」はトレンドしたの? 豆腐に込めた20年の継承

なぜ仮面ライダーカブト20th主題歌「Pass the tofu」はトレンドしたの? 豆腐に込めた20年の継承

10-20代向け
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この記事のポイント

  • 9月30日から配信された仮面ライダーカブト20th映画の主題歌「NEXT LEVEL Pass the tofu Version」
  • 「豆腐を渡す」の意味と、俳優3人が20年ぶりに歌う理由をひもとく

2026年9月29日、Xのトレンドに「NEXT LEVEL Pass the tofu Version」が突然現れました。「豆腐を渡す?」——最初は意味がわからなくて当然です。

  • 「Pass the tofu」は英語の慣用句「Pass the torch(継承する)」を豆腐で言い換えた洒落(しゃれ)。
  • 主題歌は仮面ライダーカブトに出演した俳優3人(佐藤祐基・徳山秀典・加藤和樹)が20年ぶりに歌う。
  • 元の「NEXT LEVEL」は2006年のカブトOPでTRFのYU-KIが歌ったもので、今回はそのカバー版。
  • 主題歌配信・予告映像・ポスター解禁が同じタイミングで重なり、SNSで一気に広がった。
  • 映画「仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの」は2026年11月6日から期間限定上映。

「豆腐を渡す」の正体は、英語の謎かけだった

「NEXT LEVEL Pass the tofu Version」を初めて見たとき——意味がわからなかった人は多いはずです。

「Pass the torch(パス・ザ・トーチ)」という英語表現があります。「torch」はたいまつのこと。オリンピックの聖火リレーで、次の走者に火を渡すあのシーンです。「Pass the torch」は「次の人に引き継ぐ」という意味で、英語圏でよく使われます。

「torch(トーチ)」と「tofu(トーフ)」。どちらも「to」から始まります。発音も近い。この音の近さを使って「Pass the torch」を「Pass the tofu」に置き換えました。

映画のタイトルは「天を継ぐもの(そらをつぐもの)」。継承がテーマです。「バトンを渡す」という意味の「Pass the torch」を「豆腐で渡す」に言い換えた謎かけが、映画のテーマとぴったり重なります。

このタイトルの意味に気づいたファンが「うまい!」とシェアし、Xのトレンドに入りました。謎かけに気づいた瞬間の「あ!」という驚きが、拡散の最初の火種でした。

「NEXT LEVEL」は20年前から鳴っていた

「NEXT LEVEL」という曲を知っていますか?

この曲は、2006年1月から2007年1月まで放送されたテレビ特撮「仮面ライダーカブト」のオープニングテーマです。歌ったのはTRFのYU-KIさんです。TRFは「survival dAnce」「BOY MEETS GIRL」などで知られる音楽グループです。そのYU-KIさんが歌ったカブトのOPは、放送当時から人気のある楽曲でした。

今回の「Pass the tofu Version」は、その「NEXT LEVEL」を20年後に新しく録り直したカバー版です。ただし、歌うのはYU-KIさんではありません。当時のドラマに出演していた俳優3人が歌います。

「楽曲は同じ、歌い手が変わった」——この構造が、映画の継承テーマとぴったりはまっています。次のセクションで、その3人を紹介します。

3人の声が20年越しに初めて重なった

歌うのは佐藤祐基さん、徳山秀典さん、加藤和樹さんです。

3人はそれぞれ、テレビシリーズで仮面ライダーとして登場したキャラクターを演じました。20年前の撮影当時、この3人が揃って一緒に歌う機会はありませんでした。今回が、初めての合唱です。

公式の紹介文には「20年を経て初めての3人での歌声は必聴」と書かれています。

20年の間、3人はドラマ・映画・舞台とそれぞれ別々の道を歩んできました。カブト20周年という節目で、初めて3人の声が重なりました。部活の仲間が卒業から10年後に初めて一緒に演奏するみたいな感動があります。「あの頃の仲間が戻ってきた」という熱さが、ファンに届きました。

なぜファンがこれほど反応したのか——その答えの一つが、この「初めて」という事実にあります。

9月29日、SNSを動かした3つの同時発表

Xのトレンド入りのきっかけは、複数の情報が同じタイミングで解禁されたことです。

9月29〜30日にかけて、公式から以下が一度に公開されました。

仮面ライダーavexの公式アカウントがこの情報を告知したことで、主題歌の配信スタート・本予告映像の公開・ポスタービジュアルの解禁が一気に重なりました。

1件の発表でもSNSは動きます。3件が重なるとシェアのスピードが格段に上がります。「これも見て!あとこれも!」と続けて紹介できるため、拡散が止まりにくくなるのです。

さらに「Pass the tofu」という聞き慣れない表現が「どういう意味?」という検索を呼びました。検索が増えるとXのアルゴリズムも反応します。「情報の束×ユニークなタイトル」——この組み合わせがトレンド入りの引き金でした。

読者が気になった5つの疑問

Q. 映画はいつどこで見られるの?

2026年11月6日から、新宿バルト9などで期間限定の劇場上映が始まります。映像ソフト(Blu-ray・DVD)は2027年2月10日発売予定です。

Q. 仮面ライダーカブトって何年の作品?

2006年1月から2007年1月まで、テレビ朝日系で放送されました。主人公・天道総司(あまみちそうじ)を演じたのは水嶋ヒロさんです。「天の道を行き、すべてを司る男」というセリフが有名です。

Q. aespaの「Next Level」と同じ曲なの?

別の曲です。aespaの「Next Level」は2021年リリースの韓国語楽曲で、作曲も歌手も違います。英語タイトルが似ているのは偶然です。

Q. 「Pass the torch」は英語でよく使う表現?

はい、定番の慣用句です。政治のトップ交代やスポーツのチーム引き継ぎなど、「前任者から次へ渡す」場面でよく使われます。日本語では「バトンを渡す」に近い表現です。

Q. 今後もこういう周年作品は出るの?

仮面ライダー電王は2007年放送なので、2027年に20周年です。カブトに続いて、周年記念作品は増えていく見通しです。

「豆腐のバトン」が笑えて泣けた本当の理由

「Pass the tofu」は、確かに笑えるタイトルです。

でも、その裏には「Pass the torch(次の世代へ渡す)」という真剣なメッセージがあります。20年前に仮面ライダーカブトを愛したファンへの感謝。20年後に当時の俳優たちが再び集まった喜び。そして次の20年へつながる希望。これらすべてが「豆腐を渡す」という一文に込められています。

笑えるけど、ちゃんと意味がある——2026年9月のトレンド入りの理由は、この一点に尽きます。

なぜ流行っているのか?

2026年9月29〜30日、仮面ライダーカブト20周年映画の主題歌配信・予告映像・ポスター解禁が重なり、Xのトレンドに「NEXT LEVEL Pass the tofu Version」が急浮上した。「Pass the tofu」というユニークなタイトルが「どういう意味?」という好奇心を生み、説明を求めてシェアする連鎖が起きた。元の「NEXT LEVEL」はカブトのOPテーマとして2006年から親しまれた曲で、当時のファン(現在20代後半〜30代)が強く反応した。「英語の言葉遊び」という切り口が幅広い層にも届いた点も拡散を後押しした。段階的なプロモーション設計(10月にはキャストの名エピソード配信・舞台挨拶生中継も予定)により、11月6日の公開日まで話題が持続する仕組みになっている。

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この記事の根拠

一次ソース 3件参考資料 2件

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「NEXT LEVEL Pass the tofu Version」は仮面ライダーカブト20th映画「天を継ぐもの」(2026年11月6日劇場限定公開)の主題歌。作詞:藤林聖子、作曲:渡部チェル、編曲:tatsuo。歌唱:佐藤祐基・徳山秀典・加藤和樹。原曲「NEXT LEVEL」は2006年放送のテレビシリーズOP曲でTRF YU-KIが歌った。「Pass the tofu」は英語慣用句「Pass the torch(継承する)」のもじりで、映画の継承テーマと連動したタイトル遊び。映像ソフト(Blu-ray・DVD)は2027年2月10日発売予定。東映ビデオ・avexが公式確認済み。

出典・参考リンク