巨人はなぜ甲斐拓也をFA加入2年で楽天へ金銭トレードしたのか、出場13試合と5年契約途中の異例の判断

巨人はなぜ甲斐拓也をFA加入2年で楽天へ金銭トレードしたのか、出場13試合と5年契約途中の異例の判断

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この記事のポイント

  • 巨人が甲斐拓也を加入2年で楽天へ金銭トレード
  • 5年契約の途中で動いた理由を、水野編成本部長の説明、今季13試合の出場、両球団の捕手事情から整理する
  • 巨人の説明と楽天の事情を数字で読み解く

2026年10月30日、巨人と楽天が甲斐拓也捕手の金銭トレードを発表した。5年総額15億円(推定)の契約の2年目での異例の移籍だ。今季の出場が13試合にとどまった点が論点に挙がっている。

FA加入からわずか2年、5年契約の途中で、巨人はなぜ甲斐拓也を手放したのか。

  • 巨人と楽天は2026年10月30日、甲斐の金銭トレードを発表した
  • 巨人の水野編成本部長は「なかなか出場機会がなかった」と説明した
  • 今季は13試合で打率.100。先発マスクは3試合にとどまった
  • 巨人は大城卓三が112試合に出て、捕手の序列が固まっていた
  • 楽天は主戦捕手の太田がFA権を行使する意向で、捕手の補強が課題だった

加入2年で13試合にとどまった経緯

2024年オフ、甲斐は国内FA権を行使してソフトバンクから巨人へ移った。契約は5年総額15億円(推定)である。ソフトバンクでは4年連続日本一を経験し、国際大会でも活躍した捕手だ。

加入1年目の2025年は68試合に出場した。打率.260、4本塁打、20打点を残している。ところが8月23日のDeNA戦で、本塁上のクロスプレーにより右中指中手骨頭を骨折した。一軍に戻れないままシーズンを終えた。

2年目の今季は、開幕を二軍で迎えた。一軍の出場は13試合で、先発マスクは3試合である。20打数2安打で打率は.100だった。2安打はどちらも決勝本塁打だ。

数字を見ると、出番が減ったことははっきりしている。では球団はこの移籍をどう説明したのか。

巨人が語った理由は出場機会

巨人の水野雄仁編成本部長は、「せっかく来てもらったんですが、なかなか出場機会がなかった。なんとか、いい形で甲斐選手が活躍できる場をと思って」と説明した。さらに、楽天側とたまたま折り合ったことで移籍が成立したとも話している。

つまり球団が示した理由は2つある。1つは出場機会の不足だ。もう1つは、活躍できる場を探した末に受け入れ先と合意できたことである。

契約は2029年まで残っていた。スポーツ報知は、契約期間の途中でのトレードは前例が少ないと伝えている。理由が出場機会という一点だけに、異例さが際立つ。

では、巨人の捕手陣で何が起きていたのか。次に数字で確かめる。

大城中心の捕手陣を数字で見る

日刊スポーツによると、巨人でチーム最多の112試合に出場した捕手は大城卓三(33)だ。打率.260、10本塁打、OPS.758を残した。終盤は4番も任され、28試合連続で先発している。正捕手の座を固めたといえる。

岸田行倫(30)は今季の主将で、58試合に出場した。打率は前年の.293から.239に下がり、終盤は二軍で調整した。小林誠司(37)は20試合で、主に試合終盤の捕手を務めた。山瀬慎之助(25)は10試合に出て、4安打と初本塁打を記録している。

甲斐の13試合は、山瀬の10試合と小林の20試合の間に入る数字だ。甲斐が抜けた後、支配下の捕手は大城、岸田、小林、山瀬の4人になる。

巨人は今オフ、松井秀喜氏を新監督に迎える新体制づくりも進めている。就任に至る経緯は松井秀喜氏の新監督就任の経緯で整理した。

巨人側の事情はここまでである。受け入れる楽天には、どんな事情があったのか。

楽天が補う捕手陣の穴

スポーツ報知は、楽天の狙いを、経験豊富な捕手を補強して捕手陣の弱点を補うことだと伝えている。同紙によると、主戦捕手の太田は国内FA権を取得し、行使する意向を示した。安田は強打者だが一塁での起用が多く、捕手としての出場は限られていた。伊藤光と石原は戦力外となった。

ドラフトでは渡部(青学大)と萩原(東芝)を指名した。それでも、チームを束ねる主力捕手が不在な点は課題だったという。

甲斐は通算1104試合に出場し、打率.225を残している。楽天の公式発表でも、この通算成績が示されている。

本人は取材に「ビックリというところももちろんありますし、寂しさもある」と答えた。巨人での2年間は「自分の財産になったと感じます」と振り返っている。

よくある質問

Q. 甲斐拓也の楽天移籍はいつ発表されたのか?

2026年10月30日、巨人と楽天が同日に発表した。形は金銭トレードで、甲斐は33歳である。日刊スポーツによると、入団会見は11月3日に仙台で行われる予定だ。

Q. 甲斐拓也の巨人との契約はどうなっていたのか?

2024年オフの国内FA移籍で、5年総額15億円(推定)の契約を結んでいた。スポーツ報知によると、契約は2029年まで残っていた。契約期間の途中でのトレードは前例が少ないとされる。

Q. 甲斐拓也の今季の成績はどうだったのか?

一軍の出場は13試合で、先発マスクは3試合だった。20打数2安打で打率は.100である。2安打はどちらも決勝本塁打だった。

Q. 楽天はなぜ甲斐拓也を獲得したのか?

スポーツ報知は、経験豊富な捕手を補強して捕手陣の弱点を補う狙いだと伝えている。主戦捕手の太田が国内FA権を行使する意向で、伊藤光と石原は戦力外となった。

Q. 甲斐拓也は楽天でどう起用されるのか?

具体的な起用方針は報じられていない。11月3日に仙台で予定される入団会見が、本人と球団が語る最初の機会になる。通算1104試合に出場した実績が、獲得の材料になったと読める。

出場機会と受け皿が重なった異例の移籍

巨人が甲斐を出した理由として、球団が示したのは出場機会の少なさである。大城が112試合で正捕手を固め、岸田、小林、山瀬が続く中で、甲斐の出番は13試合だった。

一方の楽天は、主戦捕手のFA権行使の意向や戦力外が重なり、経験豊富な捕手を求めていた。水野本部長が「たまたま折り合った」と話すとおり、双方の事情が合って成立した移籍である。

交渉の詳細は公表されていない。5年契約の途中で動いたことが、この移籍を異例にしている。次の確認点は、11月3日に仙台で予定される入団会見で、本人と楽天が何を語るかだ。

なぜ流行っているのか?

巨人の甲斐拓也捕手が加入2年目に楽天へ金銭トレードで移ったことは、複数の要因が重なって注目を集めた。第1に、2024年オフに5年総額15億円(推定)でFA加入した大型契約の途中という異例さがある。第2に、今季の出場が13試合、打率.100と数字の落差が大きく、理由を知りたい読者が多い。第3に、10月30日に両球団が同日発表し、日本シリーズ後のオフという話題が集中する時期と重なった。さらに、巨人は大城卓三が112試合に出る一方で、楽天は主戦捕手のFA権行使の意向や戦力外が重なり、両球団の捕手事情が対照的だった点も関心を高めた。

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この記事の根拠

一次ソース 1件エビデンス 7件

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楽天球団の公式発表(甲斐拓也選手 金銭トレードに関して)で、金銭トレードで巨人から獲得することに合意した事実を確認。共同通信・東京スポーツ・スポーツ報知・日刊スポーツ・Full-Countの報道で、10月30日の両球団発表、5年総額15億円(推定)、今季13試合・打率.100、水野編成本部長の説明、巨人と楽天の捕手事情を照合した。交渉の詳細や楽天球団のコメントは確認できた範囲に含まれないため、本文には書いていない。

出典・参考リンク