ジェラードンはなぜキングオブコント2026で優勝できた? 2本とも671点、2人体制で勝ち切った理由
この記事のポイント
- ジェラードンはなぜキングオブコント2026で優勝できたの? 2本とも最高の671点、合計1342点で第19代王者に
- 2人体制で勝ち切った理由を審査員の言葉からひもとく
目次
2026年10月17日、キングオブコント2026の決勝でジェラードンが優勝しました。3445組の頂点で、2本の合計点は1342点でした。トリオから2人になって初の決勝で、なぜ勝ち切れたのかが注目されています。
2人になったジェラードンは、なぜ王者になれたのでしょう? 審査員の言葉をたどると、決め手はネタの新しさとは別のところにありました。
- ジェラードンは2本とも671点を取り、合計1342点で第19代王者になりました
- 2位の蛙亭は1309点、3位のヤッホイは1282点で、33点以上の差がつきました
- かまいたち山内健司さんは1本目に98点をつけ「衝撃でした」と話しました
- 東京03飯塚悟志さんは「新しくない」としつつ、最後まで面白いと評価しました
- 2025年2月に海野裕二さんが抜け、2人体制で臨んだ初めての決勝でした
2人になるまでの17年
ジェラードンは2008年に、トリオとして結成されました。メンバーはアタック西本さん、かみちぃさん、海野裕二さんの3人です。所属は吉本興業です。
キングオブコントの決勝には、2021年に初めて進みました。このときはトリオで、結果は5位でした。
その年の12月、海野さんが体調不良で休養に入ります。2025年1月にいったん復帰しました。でも翌2月に、グループを離れています。ここから、西本さんとかみちぃさんの2人での活動が始まりました。
3人で作ってきたネタの形は、組み直す必要があったはずです。部活でレギュラーが1人抜けて、フォーメーションを組み直すのに近いかもね。そんな中で2人は今年、コンビとして初めて決勝の舞台に立ちました。決勝は5年ぶり2度目です。
では、その舞台で何が評価されたのでしょう。審査員の言葉から見ていきます。
勝因は「演じきる力」だった
1本目は、会社員2人が酔っぱらうコントでした。西本さんは靴を使って、ウサギやカマキリになりきります。かみちぃさんは上半身裸になって、大きな笑いを取りました。
この組は6番手で登場しました。その時点で最高の671点です。かまいたちの山内健司さんは98点をつけました。「死ぬほどおもしろかった。衝撃でした」と話しています。報道によると、評価したのは2人の演じ方です。どちらもボケに走らず、自分の役を演じきった点でした。
東京03の飯塚悟志さんは95点でした。評価は「全然新しくない。でも、最初から最後までおもしろかった」です。ハナコの秋山寛貴さんも、台本はシンプルそうなのに表現力が高いと感心していました。
3人の言葉を並べると、共通点が見えてきます。設定の目新しさより、役になりきる力で笑わせたということです。つまり、勝因の中心は「演技の強さ」だったんです。
そしてこの強さは、2本目でもまったく崩れませんでした。
671点を2本そろえた安定感
決勝は11組で争われました。今年は大会で初めて、敗者復活戦が行われています。勝ち上がったのはスパイシーガーリックです。1本目の上位3組が、ファイナルステージに進みました。
1本目の点数は、ジェラードン671点、蛙亭661点、ヤッホイ653点です。2本目では、蛙亭が648点、ヤッホイが629点でした。2組とも、1本目より点を下げています。
ジェラードンは、3番目に2本目を見せました。舞台はマジックバーです。マジシャン役の西本さんに、客役のかみちぃさんが振り回される内容でした。点数は1本目と同じ671点で、2本目でも最高点です。
合計1342点で、2位の蛙亭に33点差をつけました。テストで言えば、中間も期末も学年1位を取ったような勝ち方です。オリコンも「1本目と2本目が同じ最高点で勝ち切る」と伝えています。
2本目は、1本目で上がった期待をこえないと点が伸びにくい場面です。ここで1点も落とさなかったことが、王者を決めた差だったと見ることができます。
続いて、気になる疑問をまとめて確認しておきましょう。
ジェラードン優勝で気になる6つの疑問
Q. ジェラードンのメンバーは何人?
今は2人です。アタック西本さんとかみちぃさんのコンビで、2人とも39歳です。2008年にトリオで結成され、2025年2月から2人体制になりました。
Q. 海野裕二さんはどうしてグループを離れたの?
海野さんは2021年12月から、体調不良で休養していました。2025年1月に復帰したあと、2月にグループを離れています。かみちぃさんは優勝後、海野さんに向けて「別にお前がいても優勝できたけどな!」と呼びかけました。
Q. キングオブコント2026の敗者復活戦ってどんな仕組み?
準決勝で決勝に直接進めなかった組のうち、上位10組が出場しました。芸人の審査で3組にしぼり、最後は全国投票で1組を決めます。勝ち上がったのはスパイシーガーリックでした。
Q. キングオブコントで優勝すると何がもらえるの?
賞金は1000万円です。あわせて、コント日本一を意味する「キングオブコント」の称号を手にします。今大会のエントリーは3445組でした。
Q. ジェラードンは2021年の決勝で何位だったの?
トリオで初めて決勝に進み、5位でした。今回は5年ぶりの決勝で、初めての優勝です。
Q. キングオブコント2026の審査員は誰だったの?
決勝の審査員は7人でした。飯塚悟志さん(東京03)、小峠英二さん(バイきんぐ)、秋山竜次さん(ロバート)です。山内健司さん(かまいたち)、じろうさん(シソンヌ)もいました。さらに堂前透さん(ロングコートダディ)、秋山寛貴さん(ハナコ)の7人です。
2人の王者を生んだのは"再現力"
ここまでの話を整理すると、勝因は大きく2つです。1つ目は、役を最後まで演じきる表現力です。2つ目は、その力を2本目でも同じ点数で出せた再現力です。
3人から2人になり、ネタの形は変わりました。それでも2人は、決勝の点数で「コンビでも面白い」ことを示しました。かみちぃさんも優勝後、「トリオでもコンビでも面白いんだぞっていうところを見せられてよかった」と話しています。
大会で「なぜ勝てたのか」をひもとくと、毎回ちがう答えが出てきます。高校生の大会では、灘高2年コンビが漫才で日本一になった理由が参考になります。勝ち方のちがいを比べると、お笑いの審査の見え方が少し変わります。
結成から18年。積み重ねてきた演技の力が、2本そろった671点という形で表れたんです。
なぜ流行っているのか?
ジェラードンの優勝がここまで話題になったのには、3つの理由があります。1つ目は、トリオから2人になって初めての決勝で勝ったというドラマです。2025年2月の体制変更を知るファンほど、結果に心を動かされました。2つ目は、2本とも671点という分かりやすい数字です。同じ最高点を2回そろえた勝ち方は、説明しやすく、SNSでも広がりやすい形でした。3つ目はタイミングです。今年は史上初の敗者復活戦や審査員7人体制など、大会そのものの変化にも注目が集まっていました。SNSでは放送中から「一番面白い」「やっぱり強い」という声が多く、生放送の熱がそのまま検索につながったと考えられます。
この記事の根拠
エビデンス 6件参考資料 2件
ファクトチェック結果を確認する
優勝・点数(1本目671点、2本目671点、合計1342点、蛙亭1309点、ヤッホイ1282点)、エントリー3445組、賞金1000万円、決勝11組と史上初の敗者復活戦は、お笑いナタリー、オリコン、スポーツ報知、デイリースポーツ、日刊スポーツの報道で一致を確認しました。審査員の点数とコメント(山内健司さん98点、飯塚悟志さん95点)は日刊スポーツとスポーツ報知の報道によります。海野裕二さんの休養(2021年12月)と脱退(2025年2月)、2021年決勝5位はオリコンとスポニチの報道で確認しました。なお、大会公式サイトと吉本興業の公式発表は今回直接確認できていません。SNSの反応は個別の投稿ではなく、報道で伝えられた傾向のみを書いています。
出典・参考リンク
- [エビデンス]「キングオブコント2026」ジェラードンが優勝、19代目王者に(お笑いナタリー)
- [エビデンス]ジェラードンが19代目王者 3445組の頂点に 1本目と2本目が同じ最高点で勝ち切る(オリコン)
- [エビデンス]ジェラードンがキングオブコント第19代王者に 昨年トリオから2人体制に(スポーツ報知)
- [エビデンス]キングオブコント19代目王者はジェラードン 参加3445組の頂点(デイリースポーツ)
- [エビデンス]【キングオブコント】ジェラードンが19代目キング 1本目1位から逃げ切り3445組の頂点(日刊スポーツ)
- [エビデンス]【KOC】ジェラードンが初V 元相方・海野へ粋なメッセージ(スポニチアネックス)
- [参考]【キングオブコント】優勝候補・ジェラードン、圧倒的な暫定トップ!泥酔サラリーマンコントで爆笑誘う(スポーツ報知)
- [参考]【キングオブコント】ジェラードンのコントに高得点 山内「ちょっと衝撃でした」(オリコン)