ドカ食いダイスキ!もちづきさんの第23話チラ見せが39,000いいね——グルメ漫画がなぜホラーになっているの?
この記事のポイント
- 2026年7月25日に公式Xが投稿したドカ食いダイスキ!もちづきさんの第23話チラ見せが「バイオハザードみたい」と39,000いいね
- 累計50万部のグルメ漫画がなぜホラーになっていくのか見ていく
目次
「メシ……どこ……!?」と叫ぶ、赤く染まった顔——2026年7月25日にXで公開されたたった1コマが、39,000以上のいいねを集めました。なんでグルメ漫画のチラ見せが「バイオハザードみたい」と言われるようになったのか?
- 2026年7月25日、公式Xの第23話チラ見せが39,170いいねを記録した
- 2024年5月連載開始→2025年5月に累計50万部を突破した急成長作品
- 第22話から「身体変化」が怖いと話題になり、第23話で「バイオ並み」との声が続出
- 「自分に似ている」「止められない感覚」が、読者の恐怖と共感を同時に引き出す
- コミックス4巻は2026年9月29日発売予定
「メシ……どこ……!?」——39,170いいねを集めた1コマの衝撃
2026年7月25日、マンガ『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』の公式Xアカウントが、翌日公開の第23話を1コマだけ先出しで投稿しました。
そのコマには、汗びっしょりで顔が不自然なほど赤く染まったもちづきさんが「メ……メシ…… ど…こ……!?」とうめいている姿が描かれていました。
Xの反応は数時間で広がりました。「バイオハザードの『かゆいうま』に並ぶゾンビ感だ」「そろそろ本当に死んでもおかしくない」「これだけ見たら完全にグルメホラーだよ」——39,170いいね、数百件のリポストが積み上がり、Yahoo!リアルタイムのトレンド入りまであっという間でした。
「かゆいうま」というのは、ゲーム『バイオハザード』の感染者が書き残した日記のセリフです。ゾンビになりかけて正気を失いつつある人物の描写として有名で、それと並べられるくらいもちづきさんの表情が「もう普通じゃない何かに変わっている」と受け取られたということです。
では、なんでグルメ漫画がここまでホラー的に読まれるようになったのか。次のセクションでその歴史を追います。
2024年5月から2年——「あるある」だったものがホラーに変わるまで
「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」の連載がはじまったのは2024年5月9日、白泉社のヤングアニマルWebでのことです。
最初のうちは「お腹が空くとアイスを5本一気に食べてしまう」「コンビニで気づいたら5,000円使ってた」など、読んで笑えてちょっと共感できるシーンが並んでいました。
連載から7ヶ月後の2024年12月には累計10万部を突破(白泉社プレスリリース確認)。「次にくるマンガ大賞2024」でもランクインし、話題作として確立しました。
2025年5月には累計50万部を突破します。同時に、読者の声が変わりはじめました。「最近もちづきさんが笑えなくなってきた」「食べ方がどこかおかしい」という声がXに増えていったのです。
2026年に入ると、第22話で主人公の身体に目に見える変化が描かれ「夏にふさわしいホラー回」と呼ばれました。そして今日、第23話のチラ見せで「バイオ並み」の評価が生まれました。
2年間で、この漫画は「グルメあるある」から「読んでいて怖くなる何か」に変わりました。その「怖さ」の正体を、次のセクションで掘り下げます。
ドカ食いが「怖い」と感じる3つの理由
『もちづきさん』を読んで「怖い」と感じた人には、おおよそ3つのパターンがあります。
1つ目は「自分のことに見えるから」という怖さです。
「深夜に誰にも見られたくない食べ方をする」「ストレスが溜まると止まれなくなる」——もちづきさんの描写は、そういう「隠しておきたい自分」と重なります。ゲームで「あと1ステージだけ」が止まれないときみたいに、食欲もいつのまにか加速していく。その感覚がリアルに描かれているから、怖く感じるのです。
2つ目は「身体の反応がリアルだから」です。
漫画に登場する「食べた後にぼーっとする」「周りが見えなくなる」という描写は、血糖値スパイク(つまり、血糖値が急激に上がる状態のこと)による症状に近いものです。一度に大量の糖質を食べると血糖値が急上昇して、酩酊感(ふわふわした感覚)や眠気が出ることがあります。もちづきさんの「食べた後の変化」は、医学的にも起こりうる状態として描かれているのです。
3つ目は「歯止めが利かない感覚」が伝わってくるからです。
止めようと思っても止められない——その感覚は、程度の差こそあれ誰にでも心当たりがあるはずです。もちづきさんはその感覚が何十倍にも増幅されていて、「自分もいつかこうなるかもしれない」という不安が生まれます。それが恐怖として読者に刺さるのです。
なんで大食いコンテンツって止まらないの?
YouTubeやTikTokで大食い動画やASMR飯を、気づいたら30分見ていた——そんな経験のある人は多いはずです。
これには理由があります。人間の脳は「食べ物を見るだけ」で、食べたときに近い反応を起こします。食欲に関わるホルモン(グレリン)が少し出て、「見ているだけで満たされる」感覚が生まれるのです。これが「代理体験」の快楽で、自分は動かなくても食べている感覚が得られます。
マンガの場合はそこに「次のコマで何が起きるか」という期待感が加わります。もちづきさんは特に「今回は何を食べる?」という楽しさと「もちづきさんの体、大丈夫?」という心配が同時に来る構造になっています。
食べる快楽と心配の緊張感——この組み合わせが「怖いけど目が離せない」中毒性を生んでいます。ちょうどホラー映画を「怖いけど続きが気になる」と言いながら見てしまう、あの感じと同じです。
「ホラーになったのはなぜ?」——読者が気になる6つのこと
Q. もちづきさんって、どんなキャラクターなの?
普通の女の子なんですが、空腹になると「ドカ食い」してしまう主人公です。最初はコミカルな描写が多かったけど、話が進むにつれて食への執着が深くなっていきます。読者は最初「かわいい」と感じ、次第に「心配」になっていく構造になっています。
Q. これって、摂食障害を描いてる漫画なの?
作品内で「病気」として明確に定義されているわけではありません。ただ、食への依存・ストレス食い・コントロールできない食欲など、摂食に関する悩みと重なる部分が多い作品です。「ただの大食い」じゃなく、現代の食と心の関係を問う作品として読まれることが多いです。
Q. アニメ化はされてるの?
2026年7月時点で、公式からのアニメ化発表はありません。ただ累計50万部という販売数とSNSの反応を考えると、「いつアニメ化してもおかしくない」と言われています。
Q. コミックスは今何巻まで出てるの?
2026年7月時点でコミックスは3巻まで発売中です。4巻は2026年9月29日発売予定です。
Q. ストレスでドカ食いするって、普通のことなの?
ストレスがかかると、脳は「すぐ使えるエネルギー(糖質)」を求める仕組みになっているから、ある程度は自然な反応です。問題になるのは「毎回・大量に・止められない」状態が続くとき。気になる場合は、信頼できる大人に話してみるといいかもです。
Q. 最初から怖い漫画だったの?
最初は笑えるグルメあるある漫画でした。連載を重ねるうちに、もちづきさんの食への執着が強まっていく過程がリアルに描かれてきた結果として、読者の不安が積み上がっていきました。第22話の身体変化・第23話の暗闇シーンは、その積み重ねの上にある「頂点」みたいな位置づけです。
2年で50万部——「怖くて目が離せない」の正体はここにあった
2024年5月に「笑えるグルメあるある」としてスタートした『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』は、2年で累計50万部を突破し、第23話チラ見せで39,000以上のいいねを記録しました。
「バイオ並みに怖い」と言われる理由は、自分のなかにある「止められない感覚」と重なるリアルさでした。そして大食いコンテンツが止まらない理由は、代理体験の快楽と次への期待が組み合わさる中毒構造にありました。
第23話の本編は、2026年7月26日に公開されます。もちづきさんが暗闇の中で何を食べたのか——答えは明日、明らかになります。
なぜ流行っているのか?
2026年7月25日、公式Xが第23話のチラ見せ1コマを投稿したことがきっかけ。もちづきさんが暗闇の中でご飯を探す描写が「バイオハザード並みの怖さ」と評され、39,170いいねを記録してXトレンド入りした。前話の第22話でも身体変化が怖いと話題になっており、シリーズが回を重ねるごとにホラー性が増してきた流れの中で、この1コマがSNS上の臨界点になったと見られる。累計50万部という販売数が示す通り、元々ファン層が厚い作品だったことも話題の拡散に貢献した。
この記事の根拠
一次ソース 2件エビデンス 2件参考資料 1件
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連載開始は2024年5月9日(ヤングアニマルWeb)。2024年12月6日時点で累計10万部突破(白泉社プレスリリース確認)。2025年5月時点で累計50万部突破(コミロック報道確認)。第23話の公式Xチラ見せへの「いいね」数39,170は2026年7月25日時点の計測値。「次にくるマンガ大賞2024」ランクインは検索情報より確認。コミックス4巻の2026年9月29日発売予定は検索情報より確認。バイオハザードの「かゆいうま」比較は読者のX投稿・Togetterまとめより確認。